第61章 来年に向けて
「それで、ファンクラブの会員や登録した人しか見れないSNSを作らないかと。それならアンチと言われる人はいないでしょうし、今よりオープンな写真も大丈夫だと思うんです」
「登録した人も月額払ってもらうんだよね?ファンクラブは特典があるから・・・月額いくらにするかわかんないけど、その人達もチケット取れるようにするとか何か特典ほしいね」
「1公演だけとかは?ファンクラブは第3希望くらいまでは選べるでしょ?」
「でもそれって今すぐ出来る物でもないでしょ?システム組んでやらないと」
「実はもう試験用が出来上がってるんです」
「仕事早っ!」
「上手くいくかどうかはわかりませんけど、無料のSNSよりは事務所管理ですしいいと思うんです。これからは両方使い分けて撮らないといけなくなりますが・・・」
「それくらいは別にいいよ。何もプライベートの写真載せるわけじゃないんだし。結婚しましたって報告の写真はいいけど、結婚式は身内だけでって話してるからそれは載せる必要はないよねって事でいいんだよね」
「そうですね。事後報告でもいいかもしれません。結婚式しました程度で。それと、年明けからですが1名ボディーガードつけることになりました。僕が七桜さんと別仕事でいない間はその人がいてくれます。3人一緒のときもいてくれるので、安心ですよね?」
「なんでボディーガード?」
「七桜さんが狙われているのもありますし、Re:valeも目をつけられてるんですよね?今は大人しいですが、いつ何が起るかわからないので先手を打ちます」
「おかりん、頼もしい!」
「百くんと相談してたことです。Re:valeが狙われてるのも、七桜さんが狙われていることも心配です。前のようなことがあっても大変ですから。千くんも気を付けて行動してください。あと、急ですが千くんには引っ越ししてもらいます」
「「「引っ越し!?」」」
「七桜さんのマンションがどこよりも1番セキュリティー安全なんですよ。棟は違いますが、地下の駐車場は繋がってるので、外に出なくても行き来はできます。駐車場には住人以外は入れませんし。遥人さんが選んだだけありますよ。どうですか?」
「忙しくなるけど、同じマンションは嬉しいかな」
「みんなで引っ越し手伝うからね!」
「うん。掃除は任せて!」