第61章 来年に向けて
「まず、年が明けたら春の曲を作るために打ち合わせしてもらいます。とりあえず、年に4曲出すことは決まりましたから早めに動きましょう。これはまだ先ですが、NEXT Re:valeの3周年もあります。この話はおいおいしましょう。それで、百くんと七桜さんの結婚ですが、顔合わせの日は決まりましたよね?」
「うん。もう店も予約してるよ」
「僕も調べてみますが、お母様の方が詳しいのかなと。日取りとかそういう籍を入れると良い日があるって言うじゃないですか」
「なんか顔合わせの日もそれで決めてた気がする」
「大安とか友引とかね」
「今は色んな日があるから、そこまで気にしなくてもいいんじゃない?良い夫婦の日とかその日に入籍する人も多いでしょ?」
「1月ってことでいいんだよね?」
「1月ね・・・これモモにピッタリじゃない?1月8日いちばんハッピーな日だって。1月23日はワンツースリーの日。ふたりで1歩ずつ歩んで進んでいく長い夫婦生活をイメージさせる日、1月24日はいつもふたり幸せの日、1月31日は愛妻の日。1月だけでも4つあるよ」
「日にちは2人で話し合って決めてください。それと、会見等は開かないので、マスコミや報道各所にFAXでお知らせする予定です。直筆がいいかと思うんですが」
「うん、俺もそれがいいと思ってた。作られた字より気持ちも伝わるかなって。七桜とも話してたから書いたらちゃんと見せるよ。戻ったら、おかりんとユキに保証人欄に名前書いてほしいんだ」
「千くんはわかりますが、僕ですか?」
「おかりんは4人目のRe:valeでしょ?」
「七桜さん・・・わかりました。僕も書かせて頂きます。あとは代理提出の用紙を書いてもらって、受理されてからFAX流す形になります。SNSはどうしますか?なにか写真のせますか?」
「そこなんだよね」
「ファンの子には始めに知ってほしいけど、あれって誰でも見られるでしょ?こういう言い方したくないけど、よく思ってない人も見れるから、色々荒れたりするのかなって」
「じゃあ、あれやりましょうかね」
「「「あれ?」」」
おかりんは得意げな顔をしてる。
「実は、前から事務所で社長も含めて話はしてたんです。七桜さんが言ったように今のSNSは誰でも見れるので悪用する人もいるのではと・・・」