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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第61章 来年に向けて



「ユキ、大丈夫?」

「僕はいいから、モモは滑っておいで。本当に無理ってなったら壮五くん達とソリでも滑ってるから」

「無理しないでよ?」

そう伝えて俺も下に向かって滑っていく。

「千さん、滑れました?」

「僕は全然。無理だからソリに変えようと思ってたとこ」

「僕もご一緒します。ナギくんはどうする?」

「ワタシはスキーにしてもらいます」

それからそれぞれ滑ってるとこを撮影して、雪合戦したり、雪だるま作ったりと雪遊びを楽しんだ。
さすがにかまくらに全員は入れないから、先にみんなには旅館に戻ってもらって、エンディング用にかまくらに3人入って撮影する。

鍋は出来なかったけど、温かい甘酒を飲んでお餅を焼いて今日の感想や次やりたいことを話す。

「次は海のスポーツは?イルカと泳ぐとか、あれ、船で引っ張ってもらって空飛ぶやつ!あれやってみたい!」

「あぁ、何言ってるかわかったけど、何て言うかわかんない」

「本当、見かけによらずアクティブだよね、七桜って」

「そう?家に隠ってることも多いけど?」

「ゲームしてるときと曲作ってるときでしょ?」

「スポーツするのは好きなんだよね?運動神経いいし」

「千もゲームする?新しいPC買ったから、お下がりあげようか?」

「いいの?」

「欲しいんだ!そしたら3人でオンラインゲームしよう!ん?今日の感想言ってってカンペが」

「僕は壮五くんと一緒にソリ滑り面白かったよ。バランスとるの意外と難しくてさ」

「転んだところしっかり見てたよ!うちもスノーボード初めてだったけど、楽しかったよ。結構滑れたし」

「最初だけだったよね、転んでたの。慣れたらどんどん行っちゃうんだもん。俺も必死に追いかけたよ」

「モモも最初から滑れてたもんね。みんなは餅に何つける派?」

「焼いた餅ってことだよね?しょうゆかな?」

「僕も、海苔も一緒だと美味しいよね」

「うちはお汁粉がいい」

「入れちゃった!つけるのって言ったのに・・・七桜はお汁粉ね」

「なんか適当・・・そろそろ閉めてくださいだって」

「NEXT Re:vale今日はこの辺で。次の企画をお待ちください。みんなバイバーイ!」

「「バイバーイ!!」」

そうしてかまくらでの撮影を終えて、俺たちも旅館に向かった。冷えた体を先にお風呂に入って温まる。


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