第60章 後輩達との共演②
そして撮影当日。
それぞれ衣装に着替えて待つことになっている。
「あれ?三月学生服じゃない」
「何で学生服だと思ってたんですか!?」
予想通りツッコミの声が聞こえてくる。
TRIGGERは3人で軍人の服を着てて、一織、陸、悠斗は学生っぽい感じ。大和は和服で、三月はベレー帽を被った映画監督っぽい感じ、ナギ、環、壮五は貴族の洋服と和服って感じだ。
「「姉ちゃん/七桜りんは?」」
悠斗と環が同時に聞いてくる。
「着替えと髪のセットに時間かかってるんじゃないかな?そろそろ来ると思うけど」
やっと着替えが終わってみんなの所に向かう。
「可愛い・・・」
俺は小さい声でつぶやくけど、ユキには聞こえてたみたい。
「もっと大きな声じゃないと聞こえないと思うけど?」
「そうだね。後で言うよ。今囲まれてるし」
みんなを散らして、百と千の所に行く。
「2人とも似合ってるね!格好いいよ」
「七桜も似合ってるよ。ね?モモ」
「うん!すっごい可愛い!髪型も可愛いし似合ってるよ」
衣装に着替えてルールの説明を改めて聞く。
ぱんだ石を探し当ててゴール地点の祭壇にはめて脱出成功らしい。途中、ヒントを持った情報屋がいるらしいから捕まえると情報をもらえる。
各グループ、IDOLiSH7と悠斗は服装でチーム分けをしてて、1番最初に脱出できたチームの勝ちというものだ。
「七桜は情報屋捜しながらゴールに向かってて。俺とユキは情報屋捜して追いかけるから」
「見つけたら離さないでおいてね」
そしてスタートした。みんな情報屋捜しに躍起になってて、ゴールに向かう人は誰もいない。
私も途中で情報屋に会って、離さないでいたけど待っても来ないから情報教えてもらって、石のありかまで行ってみて石をとりあえず1つ確保した。
またゴールに向かってると、2人が走って向かってくる。
「ごめん。情報屋結構いてさ・・・」
「はぁ、でも結構聞き出せたから・・・」
「うちも1つ石GETしたよ」
「やったね!これでもうゴールできるんじゃない?」
3人でゴールに向かって石をはめ込む。
Re:valeは見事1位で脱出成功した。
「疲れたけど、面白かったね!衣装結構暑い」
「本当。何で着物って暑いのかな・・・」
冷たいお茶をもらって日陰で飲んで先に涼む。