第60章 後輩達との共演②
TRIGGERが歌う、【NATSU☆しようぜ!】が聞こえてきた。楽しそうに歌ってる、どうやら吹っ切れたみたいだ。
「よかったね。ちゃんと歌えてる・・・」
「あぁ」
「そうだね」
そう思って聞いてると、TRIGGERがIDOLiSH7を呼び歌ってとデビュー曲になるはずだった曲をみんなの前で歌わせるというサプライズをしてあげてた。
「あはは、なかなかやるじゃん!TRIGGER」
「嬉しいだろうね」
「よかったですね」
「本当、よかったね」
そして、悠斗も混ざり一緒にNATSU☆しようぜ!を歌ってる。本当によかったねと心から思う。
「ねぇ、僕らも季節の歌作ろうか。考えてみたらないなって思って」
「いいですね!春は卒業とか入学があって別れや出会いの季節。夏は、祭りとか花火大会とか華やかなイメージですね」
「秋は?食欲の秋?」
「ふふ、それでどうやって曲作るの?秋って夕焼けとか切ない感じの曲が多いよね?冬はクリスマスソングとか?」
「そう言われてみると、秋は明るい曲が少ない気がしますね。読書の秋とも言うので落ち着いた感じがするんでしょうか」
「それを言うならスポーツの秋でもあるよ?」
「そうだね。秋の気分がセンチメンタルになるのかな」
「千がセンチメンタルだって。そんな言葉知ってたんだ」
「失礼だな。言葉くらい知ってるし。使わないけど」
「まぁまぁ、春夏秋冬の中に他にも作れそうなイベントとかもあるでしょ?冬にクリスマスがあるように、バレンタインとか・・・色々さ」
「来年の春から始めてみますか?年に4曲出すことになりますが」
「それくらいならできるんじゃない?それに主題歌とか入ってきたら困るけど」
「それは主題歌を優先で。一応、それぞれの季節で期間を決めましょう。何月までに出せたらベストか決めて作っていきましょうか」
「春は3月か4月?夏は7月か8月?秋が10月か11月って冬になるの?そう考えると季節の変わり目ってわかんないね」
「暦でいくと春が2月頭から5月頭まで、夏がその後から8月頭、秋がその後から11月頭、冬がその後から2月頭って感じですね」
「5月の頭から夏なの?確かに暑いけどさ。知らなかった」
「本格的に暑くなったり、寒くならないと夏来たなとか思わないよね」
「僕はずっと春か秋がいいって思ってるけどね」