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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第60章 後輩達との共演②



夏ノ島音楽祭の日がやってきた。
おかりんは言った通り、スケジュールの調整をしてくれて千とおかりんがうちに来て鑑賞会をすることになった。

今、千と百が料理を作ってる。
私もするって言ったけど、しなくていいって言われてしまい、私はおかりんと飲み物とか取り皿を用意したりとかしてできあがるの待っている。

「七桜さんが作らないなんて珍しいですね」

「なんかいらないって言われちゃった。作ってもらえるっていいね」

「なにもできなくてすみません」

「何言ってんの?おかりんは他に色々してくれてるからいいんだよ?」

「そうだよ。たまには僕らがもてなしてあげるよ」

そう言いながら、できあがった料理をもって来る。

「美味しそうですね!」

「ちゃんとお肉もあるから。モーモ!つまみ食いはダメだよ」

料理を並べるのを手伝って、チャンネルも合わせて始まるのを待つ。

「あの子たち最後の方だよね?今のうちに食べちゃおっと」

「急がなくても大丈夫だよ。ゆっくり食べなよ?他のグループも見てあげないと」

と思ってテレビを見てると、NO_MADが出ていた。
これに出てたんだ...まだ活動してたんだなって思ってると、百にどうかした?って聞かれた。

「NO_MADってまだ活動してたんだなって思って」

「あぁ、トウマくんがいるグループ。ギリギリ続いてるって気もするけどね」

「なんか、上手くいってないとは聞いたことあるよ。そのことでメンバーが悩んでるって」

「音楽性の違いとかでしょうかね。なんとか修復して続けてほしいですね。今年のブラホワにも出られそうって聞きましたから」

「へぇ、ブラホワ出るんだ。会ったら声掛けてあげよー」

「そうね。頑張ってくらい言ってあげたいね」

「なら、会えるように頑張ってもらわないとね」

「でも、他のグループの問題には関わらない方がいいですよ。あの子たちと違って、交流はないんですから」

「そうだね。どっちにも七桜を通して知り合いがいるからね」

そう話してると、そろそろ出番じゃないかって時間になってくる。

「あの歌、歌わないのかな・・・」

「歌いたいけど、歌えないの方が正しいかもよ」

「もったいないよね。せっかく夏の曲なのにね・・・」

「ねぇ、このイントロって!」

百がそう言うと、テレビから聞こえてきたのは...

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