第57章 MV撮影
「だいたいは七桜の記憶と同じだね。ただ、どう出てくるか・・・そこが問題なんだね」
「そう。TRIGGERもIDOLiSH7も悠斗も守らないと。俺たちRe:valeもね」
「そうね。起ることはわかってるし、対処法もきっとある。モモがベランダから飛び降りる何てことはさせない」
「うん。うちもさせない」
「俺だってしないよ。これからハッピーな生活送るんだから、飛び降りてなんていられないよ!」
「そうね。2人の結婚式もしないといけないしね」
「そうだ!ユキ、これ着てみてよ!」
「本当に買ってきたの?」
ウサギのパジャマを渡された。
「もう遅いし、泊まってけば?」
「まだ帰れる時間だけど・・・」
「せっかくだし、もっと色々話そうよ」
お風呂に入ってから、着ぐるみパジャマに着替えて話をする。
「こんな格好で真面目な話って面白いね」
千が笑いながらそう言う。
「ほら、写真撮るよ!おかりんに送ってあげよっと」
「七桜、ちゃんと冷やさないとダメだよ。叩いた僕が言えることじゃないけど」
「まだ消えてない?」
「明日はメイクで隠さないといけないね・・・本当ごめんね」
「さっきからそればっかりだよ?もういいって。その内消えるから」
「さっきも言ってけど、ユキ明日は覚悟して望むように!ビシバシ指導してあげるからね!」
「ジムって明日行くの!?」」
「午前中は空いてるっておかりんが教えてくれた。MV撮影のためにも頑張ろうね!」
ニコニコ笑ってるけど、百が鬼に見えてくる。
「僕、まだ撮影残ってるから程々にしてくれると助かるな」
「しょうがないなぁ。でもできるだけ頑張ってみて!」
「モモ、七桜寝ちゃったみたいだよ」
「ホントだ。色々あって疲れたんだね。俺寝かせてくる」
七桜を抱えてベットに運び、ユキの所に戻る。
「ユキの布団もう敷いてあるから、眠かったら寝ていいよ」
「ありがと。明日の朝ご飯は僕が作ってあげるよ」
「ホントに?ヤッター!」
「七桜の事なんだけど、記憶の事は遥人さんも知らないんだよね?七桜の家族みんなが記憶持ってるとかじゃない?」
「それはないんじゃない?遥人さんもめちゃくちゃ怒ってたし、悠斗も演技してるようには見えないよ」
「そうね。僕もそう思う」