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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第57章 MV撮影



「それにしても、不思議な事もあるんだね。前世の記憶であってるのかな?」

「どうなんだろ・・・ゲームの内容なのは覚えてるけど、その時の自分がどんな生活してたとかはもう覚えてないんだよね。ゲームの内容も全部覚えてるってわけじゃないし。一応ストーリーは覚えてるけど細かいとこまではあんまり」

「俺は、七桜にも話したけど俺たちに出会うために産まれてきてくれたんじゃないかって思ってる。七桜がいなければユキを説得してなかったし、この世界にも入ってなかったと思う。これから起ることも、俺たちがどれだけ成長したか試されてる試練だって思う事にしたんだ」

「僕も、七桜がいたからモモに説得されてまた音楽やろうって思えた。僕らに会うためか.・・・そうかもしれないね。七桜に出会って、モモと出会わなければ僕は変わる事はできなかったかもしれない。七桜、出会ってくれて、一緒にRe:vale組んでくれてありがとね」

「千・・・ありがと」

「ほら、もう泣かないで。またモモに怒られちゃうよ」

「大丈夫。七桜は嬉しくてないてるんだよね?ユキにわかってもらえたから。バンさんも知ってはいるけど、いざってとき助けには来てくれない。俺とユキでなんとかしないと」

「そうだ。モモが持ってる情報って?」

「七桜のノートにも書いてあるんだけど、この前遥人さん達と飲みに行ったとき聞いたんだ。どうやら、ツクモプロの経営があまりうまくいってないらしいって。それで社長を了さんに替えようって話が出てる。現に記憶だとそうなってるけど、遥人さんがツクモに圧力かけてそうさせないようにしてる」

「圧力ってあの人何してるわけ?」

「今の社長のままじゃないと、ツクモプロ所属はうちでは出さないって。遥人さんのとこは業界でも1番の局だしね。それにツクモと星影に知り合いもいるから色々探ってるって。今、了さんが探り入れてるのは、千葉サロン。志津雄さんのスキャンダルだよ」

「いつか暴露される日がくるんじゃないかとは思ってたけど、それはどうして?大和くんを辞めさせるため?」

「了さんは、アイドルグループを自分の傘下に置きたがってる。まぁ、でも大和1人くらいはって思ってるかもしれない。たぶん、星影の失脚が目的かな・・・ツクモと星影は2代帝国だったでしょ?」


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