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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第57章 MV撮影



大和と別れて事務所でみんなと合流し、店に向かう。

「さっき、途中で大和に合ったよ。ユキが帰って来たら話して帰る相談したいって言ってた」

「あとは何も言われてない?」

「七桜にも迷惑かけてすいませんって言ってた。帰って安心させるのが1番のお礼になるって伝えたけど・・・」

「そっか。ならよかった」

「みんなも僕らを頼ってくれて嬉しいと思うよ。いい先輩でいられてるのかなって思えるしね」

MV撮影のことや曲の話、これからの仕事の話をしたりして久しぶりに4人でご飯を食べた。

次の日、あれから千と大和は話をして帰るって電話させて今日のうちに寮へ帰ることになった。
三月からも連絡があって、嬉しそうに報告してくれた。
テレビ局で3人で収録があったから楽屋に向かう。

「お疲れ様」

万が後ろから話しかけてきた。

「千も百くんも七桜も今回は迷惑かけたね。泊めてくれてありがとう」

「俺は家貸してただけですから」

「僕も大和くんには好きに過ごしてもらってたよ」

「七桜も忙しいのにご飯作りに行ってもらって、助かったよ」

「人数多いと大変だしね。悠斗だけじゃ無理だと思ったから大丈夫」

「そうだ。みんなにも聞きたかったんだけど、もし僕が川だったら・・・」

「ユキが川だったら?」

「モモならどうする?」

「んー泳いだり、釣りしたりして遊ぶかな?」

「七桜は?」

「千が川ね・・・水遊びしてバーベキュー?」

「万は?」

「千は川っていうよりチョモランマかグランドキャニオンか・・・とにかくのどかではないよ、昔のままならな。今なら俺も百くんと七桜と一緒に川辺で涼むのも悪くないかなって思うよ」

「ありがとう。なんか元気出た」

「誰かに言われたのか?とどまれないとか、そんなこと」

「映画の監督がね」

「なんで川になるの?」

「昔から、才能がある人が言われるんだ。ずっと活躍してほしいから1つの場所にとどまらず、そういう人は結婚や夫婦生活には向いてないってね。川のようにずっととどまらず流れていてほしいって意味らしいけど」

「へぇ、そうなんですね」

「それって、言われると凄いのか悪いのかわかんないね」

「僕も言われて気になってたけど、3人が答えくれたからスッキリしたよ」

「あの答えでよかったの?」


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