第57章 MV撮影
「大和くんは嫌いじゃないけど、やっぱりモモとは違うからね」
「ユキ・・・俺も一緒に暮らせて楽しかった!最初は緊張して大変だったけどね」
「懐かしいね。百、ずっと千さん、七桜さんって呼んでたしね」
「ふふ、フランクにいこうって言ったら千斗って呼んだしね」
「ちょ、それはちょっと間違っただけでしょ?そんな時期もあったでいいでしょ!俺はファンだったんだから・・・」
「ごめん。久しぶりに思い出して」
「今日は3人でご飯食べない?大和くんなら1人でご飯くらい食べられるでしょ?」
「いいね!作る?どっか行く?」
「おかりんも一緒に食べようよ」
「いえ、僕は。3人で楽しんでください」
「えぇ?おかりんは4人目のRe:valeじゃないの?」
3人で遠慮するおかりんを見つめる。
「ふふ、そうですね。たまには僕も参加させてもらいます。どこか予約取りましょうか」
そうして、どこの店がいいか話しておかりんが予約してくれた。
千は少し撮影でいなくなって、私も百もそれぞれ撮影があるから後で合流することになった。
事務所に向かって歩いてるとき、大和と偶然会った。
「大和ー!今仕事帰り?」
「百さん、お疲れ様です。ミツとイチがお世話になってるみたいで」
「大丈夫。もう住んでないし、貸してるだけで好きなように過ごしてると思うよ。大和はユキの家どう?」
「色々、よくしてもらってます。俺の事昔から知ってるし話も聞いてくれますし」
「今日はユキ帰り遅くなるけど、たまには好きな物食べな?ユキ、野菜ばっかりだろ?」
「確かに野菜多いですけど、肉も魚も用意してくれますよ」
「ならよかった。少し話聞いたけど、早く帰ってやんなよ?みんな寂しがってるよ?長引くとますます帰りにくくなるし」
「そうなんですよね・・・そんな大きい喧嘩ってわけじゃないのになんか意地になっちゃって」
「早く仲直りして、また共演しよう!仲良しのIDOLiSH7見せてよ!」
「百さん。今日、千さんが帰ってきたら話して帰ろうと相談しようと思ってたとこです」
「そっか。七桜も安心すると思う」
「七桜さんにも迷惑かけてすいません。忙しいのにご飯も作ってもらったって聞きました。ありがとうございます」
「大和たちがちゃんと帰ってくれれば、それが1番嬉しいと思うよ」