第55章 運動部発足?
「まだ先の話ですが、秋にオープン予定のテーマパークでプロモーションを兼ねた撮影があります。龍之介くんや三月くん達もマネージャーから聞くとは思いますが」
「撮影、一緒って事ですか?」
「はい。ツアーと同じメンバーで出演予定になっています。体力使うと思うので、千くんも一緒にスポーツしたらいいですよ」
「体力使うってなにするわけ?」
「まだ決定ではないので秘密です」
「テーマパークってことは乗り物のあるってことだよね?」
「空き時間は好きに遊んで大丈夫ですよ。オープン前の撮影なので一般のお客さんはいませんし」
「ヤッター」
それぞれが喜んでいる。
「七桜、一緒に観覧車乗ろう?」
「モモは気が早いね。まだ先の話でしょ?」
「予約しとかなきゃ、取られちゃう!」
「誰も取らないとは言えないか。年下くん達が寄ってくるからね」
「でしょ?」
ロケバスの中でそんな話をしてスタジオまで帰る。
撮影があるからみんなと別れ、Re:valeだけ局のシャワーに入ってヘアメイクや衣装に着替え撮影をする。
「今日運動したから、明日筋肉痛かな」
「明日くるといいね。遅くくると老化してるってことだよ?」
「いちいちうるさいな・・・」
千が睨んでくるけど、全然怖くない。
「ユキも少し運動した方がいいよ?」
「みなさんっ!」
おかりんが走ってこっちに向かってくる。
「どうしたの?そんなに慌てて」
「水飲んで、少し落ち着いて」
百に水を渡されて、一気に飲みむせるおかりん...
「実は、急遽明日の夜仕事が入りました!なので予定変更です。急遽の方優先でいきます」
「急遽の仕事って?」
「明日、七桜さんが好きな野球チームの試合の前にグランドでパフォーマンスをすることになりました。その後、七桜さんにはユニフォームに着替えてもらって、ピッチャーやってもらいます」
「「ピッチャー!?」」
七桜は嬉しいのかポカンとしたまま。
「始球式みたいなものです。開幕はもうしてるので、始球式ではないですがせっかくだからって。七桜さんがファンだと選手も知ってるそうですよ」
「ウソ・・・ヤッター!1回投げてみたかったんだよね!百、明日キャッチボール付き合って!」
「もちろん!」
「その後はみんなで野球観戦です!」