第55章 運動部発足?
「フットサルだけじゃなくて、他にもできるといいですね」
「俺、久しぶりに乗馬したい!」
「悠斗も乗馬できるの!?」
「もしかして颯爽と走ったりするの?」
「俺も姉ちゃんと行ってたから走ったりはできるけど」
「あの時の七桜さん格好よかったんだよ。俺たちも乗ったけど結構楽しかったですよね」
「乗馬なら、僕も行こうかな」
「俺と姉ちゃんで教えてあげられるよ?」
「誰が来れるかだよね。色々声掛けてみようか?何ならやりたいかとかさ」
「運動するってやっぱりいいですよね。健康的だし、仲良くもなれますし」
「定期的に何かできるといいですね」
「僕は激しいのは遠慮しておくよ」
「ユキは本当インドアだよね」
「面倒なだけでしょ?うちバスケもしたいし、バドとかバレーとかも楽しそう!」
「姉ちゃん、自分の得意なのばっかり・・・運動神経いいから何やっても結局できるんだろうけど」
「はは、やっぱりそうなんだね。そんな気はしてた」
「そういう百くんだって運動神経いいんだろ?」
「みなさん、そろそろ撤収しますよー!ロケバスにお弁当用意してますから食べてくださいね」
「お腹すいたー!」
「俺もー!」
「なんだかんだ言いつつ姉弟仲良いよね」
「俺は仲悪いと思ったことないよ。姉ちゃんが勝手にウザいって思ってるだけだし」
「よくわかってるじゃん」
「七桜さんと悠斗くんは喧嘩しないでください。動いてお腹すいてると思うのでたくさん食べてくださいね」
お弁当を持って、百の隣に座る。その隣に千。
「動いた後ってご飯美味しいよね」
千が肉を百とうちにくれるから、野菜を少しあげる。
「唐揚げ美味しい!」
そう言ってお弁当を食べる。
「百さん、ナギと壮五も今度一緒にやりたいそうです」
「あれ?一織は?やるって言ってたんだけどな?」
「こっちは楽だけですね」
「バンドチームもまたやってくれるよね?」
「俺らも声かけてみるよ!年寄りだけど」
「年上の人とこうやって交流する機会ってないから、色々話も聞けて勉強にもなっていいと思います」
「でしょ?俺もそう思うんだ。遥人さんは忙しいから無理だろうな・・・」
「「お父さん呼ぶのはやめとこうよ」」
「2人でハモって拒否しないでくれる?本当仲良いんだから」
千がそう言って笑い出す。