第53章 Twelve Fantasia Tour
「へへ、でしょ?いつも見て観察してんの」
言いたいことはそうじゃないでしょ!もう考えたのじゃなくていいや!
「七桜、前にここに来た時の事覚えてる?俺が歌えなくなってさ」
「うん。覚えてるよ。うちが落ち込んだとき百が連れてきてくれたとこだもん」
「俺ね、七桜が凄い大事だし、これからもずっと一緒にいる。何かあったら一緒に悩みたいし、嬉しいことがあったら一緒に喜びたい。これからもずっと七桜だけ、愛してる。だから・・・俺と結婚してください!」
そう言って、指輪の箱を開けて差し出す。
「百・・・」
ビックリした様子で俺を見て、うんと頷いてくれる。
「七桜はいらないって言ったけど、1度キリの事だし、俺があげたかったんだ」
そう話しながら指にはめてあげる。
「うん。ピッタリ!似合ってるよ」
笑顔で言ってあげる。
「ありがとう・・・嬉しい・・・」
泣きながらそう言ってくれた。
「ちゃんと渡せてよかった。早く渡したかったんだ。これなら普段でもつけてられるでしょ?気持ち少し大きいダイヤにしちゃったけど・・・でも、本当はもっと大きいのにしたかったんだよ?」
そう言いながら、涙をぬぐってあげる。
「可愛い。考えてくれてありがとね」
「結婚指輪は、これに合うようなやつにしようね!ここのお店に行けばデザインも全部やってくれるから」
「そうだね。なくさないように閉っとかないと」
「着けたままでいて。今着けてるのにも合うでしょ?撮影の時はできないかもだけど・・・」
「だって、これ婚約指輪ってわかるよ?」
「そうだけど・・・おかりんに聞いてから!それまでは今からずっと着けてて」
「ふふ、わかった」
そう言うと、百は安心したように喜ぶ。
少しして、家に帰りお風呂に入って、いつも通り明日の準備をしてから布団に入る。
「綺麗・・・」
七桜は指輪を眺めて言う。
「喜んでもらえてよかった。でも、七桜の方が綺麗だし、可愛いよ」
七桜の目を見ながらそう言って、ゆっくり顔を近づけてキスをする。
今まで我慢してた...触りたい...
「七桜、もう我慢できない・・・いいよね?」
そう言って、服を脱がせて俺も一緒に脱ぐ。
肌を撫でて触り、胸を触って先端をイジる。