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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第53章 Twelve Fantasia Tour



食べ終わってからも七桜は洗濯してる。
こういう日じゃないとできない、シーツとか布団カバーとか大きな物の洗濯をして、一緒にカバーを替えた。

洗濯が終わるのを待ってる間、買ってきた運動靴をあげる。

「スパイク買おうと思ったんだけど、俺だけ履いててもなって思ったから、何でもできるように運動靴にしたの。色違いだよ!いいでしょ?」

「ありがと。マネージャーは任せてね!」

「七桜がマネージャーとか可愛いすぎるでしょ!高校の時そうだったらよかった・・・」

「そしたら、先輩って呼ばないとね」

「先輩・・・なんで俺、七桜と同じ学校じゃなかったんだよ!」

そう言ってうなだれる...
その時、おかりんからの着信がなる。

「もしもぉし?」
「お休みの所すみません。七桜さんも一緒ですよね?」
「七桜?うん、一緒だよ?」
「明日でも良かったんですが、用意があるので。ゼロアリーナの総支配人と奥様が改めて打ち上げをしようと言ってくれてまして」
「本当に!?」
「それで、浴衣は持ってるかと聞かれまして・・・2人はお持ちですか?千くんはないそうです」
「浴衣?俺も持ってないよ?七桜、浴衣って持ってる?」

「実家にはあるけど、ここにはないよ」

「七桜もないって」
「わかりました。店長さんに相談してみます。明日からは仕事なので、今日はゆっくりしてくださいね。お休み中にすみませんでした」

電話を切って、内容を説明する。

「打ち上げなのに、浴衣?」

「浴衣着て打ち上げするのかな?おかりんが店長さんに相談して用意するっぽいけど」

「浴衣で打ち上げって、面白いこと考えるね」

洗濯が終わったから、取りに行って干す。

「七桜、明日仕事終わったら少し出掛けない?」

「うん。いいよ。ご飯でも行く?」

「そうしよ!」

明日、ちゃんと言って指輪渡そう。
それから、少し遅めの昼寝をしたり、ゆったり過ごす。

「なんか、こうやってゆっくりするの久しぶりな気がする」

「そうだね。ずっと忙しかったもんね。俺も嬉しい」

そう言って、くっつく。
その日は夜までだらけて、晩ご飯だけ作り、お風呂に入って早めに寝ることにした。

いくら1日休みでも疲れは抜けないし、明日からまた忙しい日々が始まるんだから、早めに休む。

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