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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第53章 Twelve Fantasia Tour



「さて、みなさん足の痺れは治りましたか?」

ナギの足も少しは良くなったと言う。

「今回は京都からお送りしましたが、みなさん、どうでした?」

それぞれの感想を聞き、撮影は終了した。
みんなも着替えて、和室でくつろぎ撮影の感想を話したり...

次の日、京都でのライブ終了後、千が感傷に浸っている。

「今日も楽しかったね!」

「最近、おかりんが楽しそうにしてるよね。マネ子ちゃんかな?」

「それは、やっぱりマネ子ちゃんでしょ?」

「紡が何?おかりん、もしかして・・・ロリ」

「そうじゃなくて!」

紡はマネージャーになって日が浅い。僕らも後輩から学ぶ事があるように、おかりんも思う事があるんだろうと千が言った。

「それに、ツアーで成長してるのはアイドルだけじゃない。支えてくれるマネージャーやスタッフだって成長する。おかりんはマネ子ちゃんのそういうとこが楽しいって思ってるんじゃないかな」

「そういうことか。紡は抜けてるとこもあるけど、しっかりマネージャーやってると思うよ。おかりんも色々学ばせてもらってるって言ってたし」

「僕らも負けてられないね」

そんな話しをし、気合いを入れなおしてライブに挑む。

名古屋を終わらせて、次は大阪。大阪は、何故か大部屋で寝ることになってるけど、私と紡は別で一緒らしい。

「なんか、みんなで大部屋って修学旅行みたいだね」

誰かがそんなことを言うと、枕投げ大会が始まった。
百を筆頭に三月、壮五、環、一織、ナギ、悠斗、楽、龍が参戦。
千にこっちでトランプしようと誘われて、部屋の隅に移動。
大和、陸、天は同じトランプ組。途中、枕がこっちに飛んできた。

「投げてもいいけど、こっちに投げないでくれる?それと、七桜に当てたら、どうなるかわかってるよね?」

千が脅しにかかり、みんな恐縮するが少しすると騒ぎ出す。
こっちは、ババ抜きをして今は七並べをしている。

「ねぇ、ここの7止めてる人誰?俺、何も出せないよぉ!」

「しょうがない」

大和が止めていた7を出してあげると、どんどん出せるようになり終了してしまった。枕投げはまだ続いている...

「あの人達、まだやるの?」

「陸、一緒に飲み物買ってこよ?枕投げしてるからちょっとホコリっぽいし」

「うん!」

結局、トランプ組のみんなで買いに行くことになった。


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