第53章 Twelve Fantasia Tour
「いいんじゃない?ゲレンデ企画だしたくさん雪あった方がいいもんね!」
「今、候補に挙がってるのは京都ですね」
「へぇ、いいんじゃない?京都は風情があっていいよね」
こうして、中国地方でのライブも終わり、次は四国へ移動。
名物のカツオやうどんを堪能し、愛媛では差し入れにみかん1年分をもらって、IDOLiSH7のウェブ番組の撮影で宴会芸の野球拳を行うことになった。
「これって、まさかうちも参加じゃないよね?」
「お姉ちゃんには審査員してもらうね。普通の野球拳とは違うんだけど・・・」
紡に説明を受ける。普通の野球拳は服を脱いでいくけど、今回はどれだけ着られるか勝負だそうだ。
され、どのグループがみかんを勝ち取るのか...
結果、IDOLiSH7チームが勝ち取った。
あとから、みんなで食べたんだけど。
四国のライブも終わって1回東京に戻る。
また洗濯をして、東京で仕事をこなす。
このツアーって行く県は多いのに、する期間短いから弾丸ツアーもいいとこだ。
北海道、東北でのライブも無事に終わり、残るは関西と関東、そしてゼロアリーナでファイナルだ。
Re:valeとTRIGGERは前乗りして栃木県に泊まり。
TRIGGERに行き先は告げず、山の奥の方まで車を走らせる。
「どこ行くんですか?」
「もうすぐ着くって!怪しいとこじゃないから、安心して」
森を抜けると、開けた草原に牧場が見えてきた。
「牧場ですか?」
「そろそろ、ストレスも溜まってきた頃だと思ってね」
「ストレス・・・確かにここのところ、ゆっくり出掛ける時間ないですからね」
「でしょ?可愛い動物と触れ合って癒やされてストレス解消しようって事。おかりんとカオルちゃんは来られないって言うから、俺たちが連れてきたの」
「さぁ、たくさんもふもふしておいで」
「わぁーい!」
1番先に七桜が中に入って行く。
「七桜さん、走ったら危ないですよ!」
「わぁーいって・・・」
「可愛いでしょ?ほら、みんなも行こう!」
パンフレットを見ると、アルパカがたくさんいて髪型に凝ってるらしく、色んな髪型してるアルパカがいる。
「この子、楽に似てない?」
「こっちは龍之介だな」
「今、見てはいけない物を見たような・・・」
千が天を見て言う。
「子供や動物には笑顔ですよ」