第52章 Re:vale 企画 ②
それから、数日後...おかりんの携帯に警察から連絡が来た。
何でも、いくら聞いてもあの人が誰なのか話さないらしい。
俺に用があったって話は本当らしいけど、誰が言ったかわからないから何ともできない...
七桜の事はあの人もそいつも目を付けてて狙ってると言っていた。怖がらせるだけだから、伝えてはいない。
遥人さんと電話で話す。遥人さんも警察から連絡もらってて内容は知ってる。七桜のことは言わないようにって言われて、楽屋に警備をつけることになった。
おそらく、昔の知り合いだった人、関わりがあった人だろうって話になった。
「でも、今さら俺に何の用だろ・・・もう何年も前のことだよ?連絡先知らないって事は関わりない人だし」
「誰か、変な奴とかいなかったか?知り合いの知り合いとか。あの時、七桜は月雲のこと気にしてたけど、あいつならやりかねないと思うぞ」
「了さん?正直、俺もそこまで知らないんだよね。会ったことはあるけど、2回とかそれくらいだから・・・」
「月雲なら、探り入れることできるからちょっと探ってみるか。百は変に探ったり、昔の知り合いに聞いたりするなよ?何かしたいなら、今の仲間に頼れ?」
「わかってます!もう間違ったりしない。ちゃんと七桜のこと守るよ。ユキも一緒に守ってくれるって」
「そうか。頼んだぞ」
そう言って遥人さんの電話を切る。
了さんか...どんな人か知ってるか連絡入れておこ。
今日は小鳥遊事務所でツアーの打ち合わせ。
みんなが、七桜のこと心配してる。リハには参加できないから、バンさんと話しながら、俺たちのリハの様子を見てる。
「それ、大丈夫なのか?」
「もう大分よくなってきたよ。一応着けろってうるさくて」
「千も今泊まってるんだって?大変だな」
「でも、朝ご飯毎日作ってくれてるよ」
「千が!?へぇ、あいつも変わるもんだな」
「千なりに心配してくれてるんだよ。朝、苦手なのにね」
「百くんも楽しそうだな」
「懐かしいって楽しんでるよ。昔、2人で暮らしてたから」
「今度、俺も遊びに行こうかな。七桜の家行ったことないし」
「じゃあ、今日来る?」
「今日って、突然だな・・・」
その日の夜、万が初めて家に遊びに来て、千も百も凄い喜んで、楽しそうに話した。