第51章 Re:vale 企画
「今日、少し日に当ったから疲れたのかな?今日も暑かったし」
「熱中症ではないよね?」
そう言われて、手を当ててみるが体温は普通だ。
「ご飯どうしよっか?先、食べちゃう?」
「僕、食べ過ぎてまだお腹すいてないんだよね」
「じゃあ、新曲やる?」
七桜が起きるまで、新曲とバンド演奏する曲のアレンジをする。
七桜はあれから全然起きないから、着替えさせてそのままベットで寝かせて、ユキも泊まって行った。
今日は、ツアーリハ日。
会場入りする前に、東京観光しようってことになった。
この人数で?って思うけど、本当に行くんだね...
紡が、案内役で意見を聞いて場所を決めてくれてる。
「ここが、ソライロタワーです」
「間近で見ると、本当に高いね」
「なんてったって、東京で1番高いタワーだからね!来たことある人いる?」
「私は、見たことはありますが中には入ったことありません」
「ソライロタワーを爆破から守ったことなら、ありますよ」
「六弥さんは、タワーを見るたびにその話をしますね」
「ノースメイアジョーク、中々ビッグでいいね!本当に東京の平和を守ったなら、ナギはスーパーヒーローだね!」
「オォー・・・しんじつですのに・・・」
「ナギ凄いね。爆破から守るってアニメみたい!」
「オゥ!七桜もアニメ好きですか?今度是非ココナ鑑賞しましょう!」
「こら、七桜が好きなアニメは美少女系じゃないから鑑賞会はダメ!」
「ミスターモモ・・・厳しいです」
「ナギ、振られたな。まぁ、俺も姉ちゃんはココナ見ないと思うけど」
ナギが誰か鑑賞会しましょうって騒ぎだし、大和に注意されてる。
それから、展望台のある上まで高速エレベーターで上がる。
エレベーターの扉が開くと、綺麗な景色が見えた。
若者たちが、わぁっと窓まで近づいて外を見てる。
「姉ちゃん、こっち床ガラスになってるよ?百くんと千くんも早く!」
「若い子ってどうしてあんな急いで見に行くのかな?」
「はは、ユキにだってそんな時あったでしょ?」
「それはないと思うよ。高校生の千もたぶん同じ事言うと思う」
「千くん、どんだけ冷めた学生なの?」
「ほら、床ガラスのとこ行くんでしょ?」
悠斗は千と百の手を掴んで、先に行ってしまった。
本当、高校生って元気だなぁ。