第51章 Re:vale 企画
「せっかく来たのにね。まぁ、しょうがないけどさ」
「またやればいいでしょ?」
「そうだよ。これからいつでもできるんだし」
征司さんが百を呼んでる。
「できたのかな。ちょっと行ってくる!」
「モモってこういうときも忙しいよね。七桜がいなくなったら、誰といようかな・・・」
「百といればいいじゃん」
「んー、そうだけど・・・」
「ほら、焼きおにぎり半分あげるから」
もらって千はおにぎりを食べてる。
「あぁ、それ七桜のでしょ?ユキにも持ってきたのに」
「モモは食べないの?忙しそうだけど」
「俺も焼きながら食べてるよ?後で、スイカ割りしようって陸が言ってるよ」
「みんな、楽しそうだね」
色んな人と話して、食べて、ちょっとだけスイカ割りも参加できた。時間がきて、私はおかりんと仕事に向かう。
「お肉美味しかったですね」
「ねぇ、征司さん達も差し入れしてくれたし結構豪華だったね」
「おにぎりも好評でしたよ」
「ならよかったー」
今日も雑誌の撮影とCM撮影。
CM撮影してるとこを、雑誌の人が撮影するだけだけど。
現場に着くまで寝ることにした。
無事、撮影が終わっておかりんと話をする。
「バーベキューってまだやってるの?」
「さすがにもう終わってると思いますよ。ご飯どうしましょうか?お弁当もらってきましょうか?」
「そうだね。ここで食べて帰ろうかな。おかりんも一緒に食べよう」
「では、そうさせてもらいます。今もらってきますね」
おかりんが取りに行ってくれてる間、目をつぶってるとだんだん眠くなってきた...
なんか、百と千の声する...でも目が開かない...
「七桜、寝ちゃってるけど?」
「あぁ、また寝ちゃってる。七桜、ご飯持ってきたよ?起きないと、俺食べちゃうよ?」
「寝かせておいたら?お弁当持って帰って、家で食べなよ」
「最近、疲れてるのかな・・・よくこうやって寝てるんだよね」
「ライブの練習もしてるし、少し負担が多いのかな」
「ツアーが始まればレギュラーの仕事だけになるので、少しは楽になると思うんですけど」
ユキにお弁当持ってもらって、俺は七桜をおんぶして車まで運んで、ユキも一緒に家に帰る。
ソファに寝かせて、ブランケットを掛けてあげる。
「起きないね?」