第51章 Re:vale 企画
「焼きおにぎりやろう!味噌も持って行こう!」
「おにぎり朝握って、焼くときに味噌つければいいね」
容器やら、なにやら用意しておく。
「七桜は帽子も持った方がいいよ。真夏じゃなくても日中は暑いからね。午後から仕事なんだし、なるべく日陰にいなよ?」
「それじゃあ、手伝えないよ」
「俺たちがやるから。それにみんなも手伝ってくれるよ。人も多いから」
バーベキュー当日。朝から大量のおにぎりを作る...
味噌用と、普通の具入り用をわけて容器に入れる。
百も荷物を車に積み込み終わって、声をかけてきた。
「わぁ、ずいぶん作ったね!きっとすぐなくなっちゃうと思うけど。よし、行こう!」
途中で、ユキを拾い現地に向かう。着くと、すでに来てるメンバーがいた。
「おはようございます」
小鳥遊事務所からは、陸、一織、三月、壮五、環、悠斗、紡。八乙女事務所からは龍ちゃん。
あとは、Re:valeにおかりん、バックバンドのみなさん。
百が仲の良い芸能界の知り合い達だ。
人が多くて、準備もすぐに終わってしまう。
炭を燃やしてセットする。
クーラーボックスには誰かが持ってきたお酒やジュース。
お肉もたくさんある。
「姉ちゃん、おにぎり食べていい?」
「こっちが具入りだよ。こっちはあとで焼きおにぎりにするって」
「それも食べよ!バーベキューって出来上がるまで時間かかるから腹減るよな」
「ゆーちゃん、俺もおにぎり食べる!」
IDOLiSH7がおにぎりに群がってきた。
龍ちゃんは、百と一緒に征司さん達と話ながらバーベキューの準備してる。
(千は・・・?)
辺りを見ると、千は日陰で涼んでいた...まぁ、今日暑いしね。
「肉焼けたよー」
と声がすると、みんなして肉に群がる。ゆっくり食べなって誰かが言われてる。みんな、肉大好きだよね。
「七桜は取りに行かないの?」
「みんなの後でいいよ。千は行かないの?」
「僕は残った野菜と七桜のおにぎり食べるから」
「七桜、これ食べなよ」
百が、取り分けたのを持ってきてくれた。
「ユキはもう少し待ってね。征司さんが今焼きトウモロコシやってくれてるから。七桜も食べるでしょ?ちゃんと食べて、この後仕事なんだから」
「そうだった。七桜、いなくなるんだ・・・」