第50章 忙しい日々
「そしたら、もったいないからいらないって言うんだよ!」
「らしいっちゃ、らしいけど・・・」
「それだと困るからさ・・・なんか、これみたいに今結婚指輪とセットで着けれるのがあるんだって。こういうのだったら、普段からも着けれるからいいなって」
「結婚指輪と合ってればセットじゃなくてもいいってことね。結婚指輪はどうするの?」
「どういうのがいいか候補はあるけど、どれもシンプルでさ・・・俺のはそれでいいけど、七桜にはもうちょっとキラキラしたのあげたい」
「先に婚約指輪あげるんだし、結婚指輪はそれに合うように選んだらいいんじゃない?」
「そうだね。そうしよう!俺さ、ここの店のデザインが可愛いなって思ってるんだけど」
「確かに、七桜が好きそうな店だね。予約したら?これからツアーもあるし、行ってる時間ないかもよ?出来上がるまでだって時間かかるからね」
「うん。連絡してみる。ユキ、今日でもよかったら今日行ってもいい?」
「いいよ」
それから、店に予約を入れてユキと一緒に行くことになった。
選んだのは、そこそこ大きいダイヤは付いてるけど豪華とまではいかない、俺的に付けてあげたかったからそこそこの。
後はクズダイヤっていうのが両方の輪に付いてて、そこにピンクのダイヤも付いてる、七桜が好きそうなデザインにした。
サイズはわかってるから、そこまま注文をお願いした。
「ユキ、着いてきてくれてありがとう。俺、1人だったら迷って注文まで出来なかったかも・・・」
「モモが自分で決めてたじゃないか。僕は座ってただけだよ」
「ちょっと、高くしすぎたかな・・・七桜、怒んないよね?」
「そこまでではないんじゃない?きっと、七桜の基準が低いだけだよ。だいたい、給料の3ヶ月分って言うだろ」
「それこそ、一般的な給料の人だから。俺たちならそうとうな金額になっちゃう!」
「ほら、なら大丈夫だよ。この話はもうしないよ。あとはモモが取りに行って、あげるだけだ。報告だけ聞くよ」
「ありがとう。ユキ!そうだ、今日寄ってかない?ライブの事、話しようよ!どうやって盛り上げるのがいいか、3人で一緒に考えよう!」
「なら、食材買ってから行こうか。どうせまだ七桜、仕事でしょ」
それから、一緒に食材を買って家に帰った。