第50章 忙しい日々
オーディションは無事終わって、ファンクラブ会長から条件を出された。どの会場にいる人達をも満足させる。それができなければ通常通りビジュアルライブを行うと。
天は自信ありげにできると言い、みんなもそうやって言う。
ねぇ、シャッフルはもういいんだよね...?
マネージャー達が集まって話してるとこに言って、その話をする。
「そうですね。スケジュール的に合わせてる時間がありません。七桜さんと悠斗くんなら、リハだけで合わせられるんじゃないですか?」
「うちは、楽譜さえあればいつでもできるけど?」
「お姉ちゃん、それやってもらえないかな?Re:valeがそれぞれのグループの曲演奏したら、すごい盛り上がると思うの!」
「そうね。次までに用意しておくわ。ちなみに何弾くつもりでいるの?」
「悠斗もやるなら、ドラムかピアノ。やらないなら、ギターも入れる。盛り上がるのってそれくらいでしょ」
「IDOLiSH7も用意しておくね」
「よろしくね」
「七桜ー!また、ここにいた」
「ちゃんと仕事の話してたよ」
「何も言ってないでしょ?そうそう、日曜日にバーベキューしようって!メンバーもだいたい決まったよ!」
「バーベキュー?」
「そう。まぁ、仕事で来られない人もいるんだけど。みんなでパーッとやろうよ!」
「ってモモが言うからさ、僕も行くことになったよ。だから、七桜は強制ね」
「ちょっ!何で強制?だいたい日曜日って仕事・・・」
「七桜さんは、午後からになるのでお昼食べるくらいなら時間大丈夫ですよ」
「ゆっくり寝たかった・・・」
「それ、僕のセリフなんだけど・・・」
「七桜、ユキ、年寄りみたいだよ?」
千と目を合わせて、溜め息をつく。
「僕は、百くんが元気すぎだと思いますが・・・」
うんうんと頷いて同意する。
私はちょっと練習したかったのにな...まぁ、仕方ないか。
百だって楽しそうにしてるし。
それから、それぞれ仕事に向かい、百と千とは別行動。
「ユキ、これ持ってきた」
そう言って、結婚情報雑誌を出す。
「どれがいいって?」
「海外ウェデングブランドの指輪は嫌だって。婚約指輪ってさ着ける機会ないんでしょ?特別な時とか・・・例えば誰かの結婚式とかさ」
「まぁ、そういえば確かにそうね」