第50章 忙しい日々
いいだけ飲んだけど、ちゃんと布団で寝ていた。
うち、いつ寝たっけ...?
隣を見ると百がいない...起きて、リビングに行く。
「七桜、おはよう。具合は?悪くない?」
「うん。大丈夫だけど・・・うち、昨日どうしたっけ?」
「やっぱり覚えてなかったね。飲み過ぎて、また抱っこって騒いで、そのまま寝ちゃったよ?ちゃんと、俺に甘えてきてたから大丈夫だよ。ユキにはしてないから、そんな顔しないの」
そんな顔ってどんな顔してますか...?
「この世の終わりみたいな顔してたよ?俺、ご飯作ったからユキ起こしてくるね?七桜、先に顔洗ってきたら?」
「うん、ありがと・・・」
まだ、少しボーッとしてるけど返事をして洗面所に向かう。
少しして、百の噴気してる声が聞こえてきた。
「どうしたの?・・・ってなにしてんの?」
「ユキが起きてくれなくて、それで寝ぼけてて離してくれない」
千に引っ張られ、一緒に寝てる百の姿があった。
「もう!百、どいて?・・・あ、あっ。ゆーきーくーん!おーきーよーかー!」
大声で叫び、布団を引っ張り千を転がす。
「・・・うるさっ!もう少し静かに起こしてくれない?」
「俺、ずっと起こしてたけど起きなかったよ?」
「七桜も少しは優しく起こしてくれたって・・・」
「それで起きないから、こうなるの!」
「ほら、ご飯食べよ?遅くなっちゃうよ?」
千も顔を洗って、3人一緒に百の作ったご飯を食べる。
「モモもだいぶ料理出来るようになったじゃない」
「一緒に住むようになってから、よく見てたんだ。それに教えてもらったりしてたから前より少しは出来るようになったよ!」
「すごいじゃない」
「ユキにも食べてもらえて、嬉しい!こうやって、朝ご飯3人一緒に食べるのも久しぶりだよね!」
美味しいねと言いながら、食べてそれぞれ支度をして家を出る。事務所に着いて、挨拶してから会議室に入る。
「おはようございます!」
入ると、おかりんが資料の準備をしていた。
「おはよ」
「おはよー」
「おっはよーん」
3人それぞれ挨拶して座る。
「すみません。僕、あまり時間がないので、急ぎ目に話進めます」
「時間ないって、どっか行くの?」
「ゼロアリーナの総支配人から呼ばれていて、会議をすることになったんです」
「会議って?」