第50章 忙しい日々
家に着いて、どうせ泊まるんだからと先にお風呂に入らせた。今、千と百が一緒に入ってる。
テレビでは入んないとか言ってるけど、泊まりになった時は、結構一緒に入ってるんだよね。
「七桜、あがったよー!早く入って来なよ。俺と、ユキなんか作っておくから」
「じゃあ、お願いしようかな」
千も戻って来て、うちもお風呂に向かう。
「はぁ・・・なんか忙しかったなぁ。これからもっと忙しくなるんだよね・・・」
お風呂で1人、ボソッとつぶやく。
頑張ろうと気合いを入れて、お風呂から出て、リビングに戻る。
「おかえりー。髪乾かしてあげるから、こっちおいで?」
そう言って、百が髪の毛乾かしてくれる。
「食べるものは、これくらいあれば足りるよね?」
「千、こんなに作ったの?」
「モモも作ってくれたよ?卵焼きね」
「うん!俺もちゃんと作ったよ!焦がさないで出来たよ!」
「それじゃあ、始めようか!」
3人で乾杯をしてRe:valeだけの打ち上げをする。
色々あったことを話して、楽しくのんだ。
次はおかりんも一緒にやろうって話もした。
「ねぇ、2人は結婚式はどうするの?新婚旅行とか」
「そんなの、やってる暇も行く暇もないって・・・」
「何言ってんの!?結婚式は絶対するの!!七桜はしたくないわけ?」
「いや、そういう暇がないよねって話をしただけで・・・」
「暇がなくても、そこはなんとかしてやる!ぜぇったいやるの!」
「モモは、七桜のドレス姿見たいんだよ」
「当たり前じゃん!こんなに可愛いのに、ドレス着たらもっと可愛くなるに決まってるじゃん!そんなの絶対見たいでしょ!ユキだって見たいよね?」
「それは、僕も見たいから協力するよ?」
「なにも、したくないとは言ってないんだけど・・・うちもやっぱりドレスは着たいしさ・・・」
「やっぱり?着たいよね?よかったぁー」
「おかりんだってそこまで鬼じゃないさ」
「大きくなくてもいい。仲良い人呼んでさ、この人が俺の奥さんです!って見せたい!」
「百っていつでも気が早いよねぇ」
「なんで、そんなに冷静なんだよ!」
「誰かが熱くなってると、逆に冷静になることない?」
「あぁ、あるね」
「あるけどさぁ、俺1人で浮かれてるの?」
「まぁ、七桜は照れてるだけだから」