第49章 Re:vale 5周年記念ライブ
「Re:valeもIDOLiSH7も滅ぼしてやるっ!ゼロの曲をカバーだと!?思い上がったお前らに、俺は天罰をくだしてやったんだ!ゼロの代わりにな!!」
「大和くん・・・」
「あっははは!ざまぁみろ!百はこの先、一生歌うことは出来ない!今の気分はどうだ!?なぁ、最高の5周年になっただろ?」
てか、大和の演技怖っ...
「このっ・・・!!」
声を荒げてる千の声が聞こえて、扉を少しだけ開けて中を覗く。
「っ、止めろっ!」
陸が、わざと止めに入る。
「千さん、どうしたんですか!?」
「止めるなっ!彼がモモに毒を盛ったんだ!」
「えぇっ?大和さんが!?」
「こいつらが、お前が、ゼロの領域を侵そうとするからだ!」
「ふざけるなっ!!モモの声が潰れることがあったら、お前を一生許さないっ!!モモが説得してくれたから、僕は音楽を続けていくことが出来たんだっ!僕にとって、モモはゼロ以上のシンガーだ!お前たちなんかの・・・!」
めちゃくちゃ怒ってる千の様子を見て、扉を開けて中に入る。
「ユキ・・・」
「好きにはさせな・・・えっ??」
「ユキ・・・今のセリフ、本当・・・?」
みんなも、揃って中に入ってくる。
「本当に決まってるって!ね?千くん!」
「ほらね?百さんのことでも、ちゃんと取り乱してくれたでしょ?」
「えっ・・・?えっと・・・なに・・・?」
千が混乱してる。
「けほっ・・・もういいっしょ?離してください、先輩」
「大和くん・・・君がモモに毒を盛ってたんだよね?」
そんなことするわけないって顔をする大和。
「まさか、芝居・・・だったのか?」
「俺には演技の才能があるって、あんたと七桜さんが言ってくれたんでしょ?それなのに、まんまと引っかかってくれちゃって。おかしいったら!あっはっは!」
「イェイ!ドッキリ大成功~!!」
陸と天が声を合わせて言う。
「ユキ、嬉しい・・・俺ね、七桜に話したことあったんだ。俺は目の前で事故の様子見てた・・・ユキのことも。あんな感情、俺にも持ってくれてるのかなって・・・」
「なら、このこと七桜とモモは知ってたのか?」
「俺は、さっきユキが楽屋戻った後に聞いた」
「うちがみんなにお願いしたの。みんなも色々考えてくれたんだよ」
「すごい恥ずかしい・・・」