第47章 異変
「いつでも引っ越しできるように、いる物といらない物整理しててさ・・・ハハ、まだ決まってないのに早すぎるよね?」
「整理しておくのはいいんじゃない?ゆっくり片付ける時間、前の時よりもないかもしれないよ?うち出来たら呼ぶから、百は片付け進めてなよ?」
「え?俺も手伝う・・・」
「いいから。早く引っ越したいんでしょ?決まったら、おかりん動くの早いからねぇ、マンションもすぐ解約されちゃうかもよ?」
「確かに・・・アパートの時も動くの早かった。今度ちゃんと手伝うから!」
「うん」
百は片付け、私はご飯を作り始める。
にしても、もう片付けしてたんだ。いらない物、多そうだなぁ...
にしても、俺ってこんなに物もってたっけ?結構いらない物多いな...誰か欲しい人いないかな?
そうだ、今度、悠斗とかTRIGGERとIDOLiSH7のみんなに聞いてみようかな。
「百、ご飯出来たよ?片付け進んだ?」
「少しだけ・・・結構物多くてさ」
「だと思った。後で一緒に片付けよう?うちも手伝うから。先にご飯食べよ」
「うん!」
オムライスー!楽しみー!と言いながら、リビングに移動する。
「わぁ、美味しそう!お店のやつみたい!」
「今日は、トマトソースも作ったよ。スープもトマトだから、トマトだらけになったけど・・・」
「おぅ!リコピンいっぱい摂れるね!」
そう言って、百は写真を撮る。
「いただきまーす!うぅーん!美味しいっ!お肉もゴロゴロだぁ!」
嬉しそうに食べてる。少しは元気になったかな...
食べ終わり、うちが片付けしてると、百は飲み物を用意してくれてる。
ももりんティーにハマったらしく、アイスももりんティーを作っている。
「これ、美味しいよね!冷たいのは炭酸とも合っててさ、俺結構飲んでるんだ」
「意外とイケるでしょ?うちも飲んでるよ」
ソファに移動して、ももりんティーを飲む。
「百、今日元気なかったよね?何かあった?」
「・・・やっぱり、七桜は気付いちゃうよね・・・俺、今日聞いちゃったんだ。ユキが電話で話してたこと・・・きっと、バンさんの事、今でも探してる。5周年コンサートまでに見つけてくれって言ってた・・・」
「それで、元気なかったの?」
「なんか、色々考えちゃってさ・・・ユキはずっと探し続けてたんだなって」