第46章 後輩達との共演
環と一緒に王様プリンを食べてると、別の部屋で騒いでる大和、三月、龍ちゃんの声に、うるさいっ!と怒ってる声が聞こえた。
紡をデートに誘って断られる楽、飲み過ぎで沖縄の方言で話してる龍ちゃん、怒ってる天...カオスだ...
騒いでるから、百たちも部屋から出てきて、リビングルームは人がいっぱいだ。
「あぁー!王様プリン食べてるー!」
「これは、俺がてんてんからもらったの!でも、1個ならあげるよ」
「元々、環のなんだから。百と千に1個ずつくれるってよ?優しいでしょ?」
「僕もいいの?」
「七桜りんの大事な仲間だろ?だから、俺も大事にするって決めたんだ。はい!食べていいよ」
千はありがとうと言って、そのまま大和の元に向かう。
「あ、そーちゃん冷蔵庫入れといてくれてありがと。そーちゃんも1個食べていいよ」
「環くん・・・ありがとう」
2人で仲良く食べてる。
その後、TRIGGERは帰って、残りのメンバーはご飯を食べてる。
大和に声をかけられて、部屋の隅に呼ばれた。
「七桜さん、この前生意気なこと言ってすいませんでした。七桜さんは知ってるんですよね?俺の親のこと・・・前に共演してたし。俺、こだわりすぎてたのかもしれません。言われて考えました。千さんがしつこく出ろって言ってくる意味も。だから、受けようと思います。俺に演技が向いてるなら、そっちは俺が引き受けようって」
「うん。いいんじゃない?うちも、ごめんね。言い過ぎた・・・でも、決めてくれてよかった。大和が映画に出て話題になれば、グループの名前も知られることになる。Re:valeだって最初はそうやってきたんだもん。みんなも出来るよ」
「そうそう、大和は演技の才能あるって俺も思うよ!三月が司会に向いてるように、それぞれ得意な事ってあるんだよ。それに、ユキも一緒だし困ったら相談するといいよ」
「百さん。じゃあ、そうさせてもらいます」
「よし!これで、2人仲直りね?」
そう言って、3人で笑った。悠斗と環がまだ帰るなって駄々こねてるのをほっといて、うちらも帰ることにした。
「これから、みんなでアレンジしない?」
「ゼロ?」
「やりたいっ!」
うちの家に行き、防音室に入り曲を聞く。
話し合いながら、こうした方が、ああした方がと意見を言い合う。いいのが出来るといいな。