第46章 後輩達との共演
車の中は会話はなく、Re:valeの音楽だけが流れてる...
百が駐車場に車を止めて、荷物を持ち、行こう!と手を繋いで歩く。
離れたところで、ガヤガヤ騒いでる声が聞こえるけど、普段より静かで波の音が心地いい。
離れたとこに、シートを敷き、2人で座る。
「なんか、海って何気に一緒に来るの初めてだね?」
「そうだね。泳ぎに来るって発想がないし、変装できないしね」
「波の音、落ち着くね・・・」
「百、ありがとう。おかげで落ち着けたよ」
「よかった。何かあったらさ、一緒に考えよ?俺、頼りないかもしれないけどさ、七桜が悩んでたら一緒に解決したい。俺だけじゃ足りなかったら、ユキだっておかりんだっているんだからさ」
「うん。そうだね。今度会ったら大和に謝んないと・・・」
用意してきたお茶を飲みながらしばらく話をした。
「そろそろ、帰ろっか?明日も早いしね」
車までの距離を手を繋いで歩く。
「こうやって、歩くのもいいね」
なんて、言いながら。
次の日、事務所でこけら落としの話をする。
「せっかくの、こけら落とし、俺たち最終日なんだしパァっと凄い事しようよ!」
「凄い事って?例えば?」
「IDOLiSH7とTRIGGERで?」
「悠斗もいるでしょ?小鳥遊事務所として出るんだから」
「11人か・・・」
「グループ混ぜて、ユニット組むのは?」
結構あっさり言うのね...
「一織と陸、環と壮五、大和と三月とナギで分かれてるよ?」
「TRIGGERをそれぞれに入れるとして、悠斗だな・・・」
「系統で言ったら、一織と陸んとこじゃない?チーム可愛い!天も入れたら完璧じゃん!」
「なら、龍ちゃんは環と壮五のとこじゃない?」
「なら、そっちのグループ分けはそれでいこう。僕たちもせっかくだから何かしよう」
「何かって?ユキは何したいの?」
「ゼロアリーナのリニューアルオープンだ。僕は、ゼロの歌をアレンジして歌いたい」
「まぁ、いいんじゃない?アレンジ楽しそうだし」
「俺も!賛成っ!」
「歌われない歌は、可哀想だ。Dis Oneがいいと思ってる」
「いいね!久しぶりに思いっ切り叩けそう!」
「うん、うん!アレンジ楽しみだね!きっと、最高だよ!」
「自分もいいと思います。ゼロを歌う人は今までいませんでしたからね・・・」