第44章 TRIGGERとの共演
「もも・・・」
寝起きの声も可愛いな。
「七桜、おはよう」
そう言ってから、抱きついた。
「おはよう」
心なしか、いつもと気持ちが違う。昨日いっぱい話して、いっぱい気持ちよかったおかげかなぁ?
俺は先にシャワーに入って、朝ご飯の準備してる間に七桜がシャワーに入る。一緒に朝ご飯食べるのも、幸せ。
「百、もし一緒に住むならさ、とりあえずうちに越して来たらいいんじゃない?元々部屋数も多いし・・・防音室広いしさ。今じゃないよ?」
「そっか、そうしようかな・・・また物件探すって大変だもんね。七桜の家広いし」
近いうち、一緒に暮らしたい。忙しくても家に帰ると七桜がいるって思ったら、すごい幸せって思うし、頑張れる!
後日、NEXT Re:valeの収録。
今日はTRIGGERがゲストだ。観覧席にはたくさんの人が来ている。
「みんな、こんばんはっ!Re:valeでーす!」
「「こんばんはー」」
「今夜もみんなで一緒にハッピーな時間過ごそう!今日のスペシャルゲストは・・・」
「モモ、ためすぎ。みんな気にしてるよ?」
「はは、ごめん!今日のスペシャルベストは、みんな大好きTRIGGERです!」
紹介されて、TRIGGERがステージに出てくる。
歓声の中、それぞれが自己紹介をしてお願いしますと言う。
「じゃあ、さっそく今回の特別企画行こうかな?いいかな?」
「特別企画なの?何するの?」
「ユキっ!ちゃんと打ち合わせしてたよね?もぅ、困ったちゃんだなぁユキは!」
Re:vale恒例、2人のイチャつきが始まった。
「はい、進めまーす!NEXT Re:vale特別企画!大都会で芸能人オーラに気付かれるな!」
「七桜ー!俺が進行なの!じゃあ、説明するね。まず、スタジオを出てからゴールの駅前まで、約200メートル位。バレずに1番早くたどり着いた人が勝利です!どう?自信ある人いる?」
「ありますよ」
「俺も余裕っすよ」
「ふっ・・・」
「七桜さん、何で笑うんすか!?」
「いや、楽は絶対目立つよなって思ってさ。TRIGGERみんなバレそうだけど・・・」
「七桜さんには言われたくない」
「すいません。俺もそう思います」
「えぇ?うちが1番目立たないでしょ?」