第44章 TRIGGERとの共演
「俺、指輪あげてから少しは余裕あったはずなんだ。七桜からもらったアンクレットもあるし。指輪は仕事中してないもんね・・・当然だけど」
「百は一緒に暮らしたら安心?」
「一緒に暮らしたい!暮らしたら安心する。でも、その安心とは違う気がする・・・俺は七桜と付き合ってるって知ってほしい!こんなに好きなんだって知ってもらいたい。無理だよね・・・」
「付き合ってるって知られるのは・・・この仕事してたら、まぁいいとは言えないよね。おかりんも困るだろうし。まぁ、でも指輪したままでもいいかなって最近思ったりしてるんだ。意味深だけどさ。でも、うちらだって普通に恋愛くらいしてるんだよって思ってもらえたらなって・・・」
「なら、俺も着けたままでいる!1回熱愛って写真撮られてもいいかも・・・」
「どうせずっと一緒にいるんだし、今バレようが、何年後にバレようがうちは関係ないんだけどね。おかりんには相談した方がいいと思うけど・・・」
「そうしてみる。ユキにも聞いてもらう。今、七桜に言ったら少し楽になった。ごめんね、俺、七桜だけは誰にも譲れないんだ。ユキにも・・・」
「ユキはうちも遠慮しとく・・・」
「はは、かわいそう。でも、嬉しい・・・七桜、キスしたい・・・いい?」
「うん。うちもしたい」
軽いキスをゆっくり繰り返す。
口は開いてるけど、舌は入ってこない。入れようとすると、顔を離されて目が合う。
「七桜、好き・・・」
頬を手で挟まれて、顔にたくさんキスをされる。
「ここも、ここも、全部好き」
首にも唇を這うようにキスされて、くすぐったい。
背中を撫でるように触られるのも、なんか気持ちが良い。
目が合うと、百は幸せそうな顔で笑ってくれる。私もつられて、笑っちゃう。
しばらく、そうやってソファでイチャイチャしてた。
「七桜、俺、今凄い気持ちいいよ。こうやって触れるのも嬉しい。もっと触ってたい・・・服ぬがしていい?七桜の肌スベスベしてて気持ちいいんだ」
服だけ脱がされて、肌を直接触ってくる。
「ほら、スベスベで気持ちいい」
そう言って、短パンから出てる太ももに手を伸ばし触ってくる。
だんだん息があがってくるのが自分でもわかる。
「七桜も気持ちいい?」