第42章 小鳥遊事務所 始動
この前夏だなって思ってたのに季節はもう冬になろうとしてる。その年、IDOLiSH7がデビューすることはなく、悠斗も変らず。
来年はRe:valeデビューして5年。ゼロアリーナでこけら落としがあるはず。そして、百の声が出なくなる...予定だ。
でも、だいぶ未来変ってるし、千との仲も変らずいい。
うちが知ってる百とは違うから...違った未来になってほしい。
今年は3人それぞれの誕生日はやっぱりできないから、1日でやってしまおうってことになり、割とまだ時間がある百の誕生日にやろうってことになった。
「俺に合わせてもらって、なんかごめんね」
「しょうがないよ。年末に近くなるほど忙しくなるんだし」
「そうそう。千の誕生日なんてとてもじゃないけど、やってる暇ないでしょ」
「クリスマス特番生放送だしね・・・」
「しんみりしないの!はい、これ運ぶ」
「七桜、ケーキは?持ってく?」
「写真撮るから置いとこうか」
「わかった。ってユキ、座ってないで手伝ってよ!なに見てんの?」
「これ。見つけたから、懐かしいなと思って」
「はは、これ七桜が泣いてる。可愛い!」
「おい!運んでから見てよ」
「ごめん、ユキも手伝って!」
やっとユキが立ち上がって運ぶの手伝ってくれる。
「でも、ユキがご飯作らないで座ってるの珍しいね」
「3人でキッチンにいたら狭いでしょ?モモも少し料理できるようになったから、それ食べようと思って。あとアルバム見つけたから」
「なんか早かったね」
「まだ言うの早くない?言うなら来年の年末とかにして?節目にいうことじゃないの?」
「確かにそうだ。でも見てると、モモが僕を説得しに来てた時とか、遥人さん達にいろいろ教わって勉強になったこととかいろいろ思い出すよ。まだ何年間、七桜とは長いけど、モモとももっと長くやってきた気がするんだ。おかしいよね」
「別にいいんじゃない?それだけ濃い時間過ごしてるってことでしょ?千は今の感じがずっと続いてるって思うって事でしょ?やっぱり楽しいとか、いい思い出が多いからじゃないの?」
「うん。そうかもしれない。僕は幸せなんだと思う」
「俺も、ユキと七桜と一緒で超幸せでハッピーだよ!」
「これからも、僕の事よろしくね」
ユキをみて七桜と2人で微笑んだ。