第38章 期待の新人
ユキは自力でなんとか家の中に入って帰って行った。
「全然起きませんね?」
「特に七桜は忙しいからねぇ」
俺が無理させちゃってるのもあるかもだけど...
「ちゃんと、寝かせてあげてくださいね?」
「な、おかりん、何言ってんの?ちゃんと寝てるよ?」
「はい。着きました。では、明日迎えに来ますね」
俺は七桜をおんぶして、部屋に向かった。
ベットに寝かせて、メイク落としシートでメイクを取ってあげて、俺のTシャツに着替えさせて、ちょっと触っちゃったけど...
全然起きないから、そのまま寝かせてから、俺はシャワーに入って、朝ご飯なにあるか確認してからベットに入った。
全然起きないな...まだ幼さの残る顔を見て好きだなって思う。おやすみっとキスをして、俺も眠った。
朝、起きると七桜はまだ眠ってたから、朝ご飯の準備をする。といってもあれからできることは増えてないから、せめてホットドッグにするくらい。
まだ起きてこない七桜を起こしに行く。
「七桜ー、起きて!」
起きないな...
「七桜ー、起きないと俺襲っちゃうよー?」
揺らして起こす。
「んぅ・・・なに・・・?」
「なにじゃなくて、起きて!時間なくなっちゃうよ?ご飯準備したから食べよ?ほら、起きる!」
無理矢理起こして、手を引っ張って歩いて連れて行く。ちゃんと座ったのを確認する。
「ももの家?・・・なんで?あれ?」
だんだん目が覚めてきたみたい。
「昨日、事務所で寝ちゃったんだよ。起こしても全然起きなかったんだよ?だから、俺ん家に連れて帰ってきたの。おかりんにも迎え頼んどいたから」
「ごめん、ありがと」
「ほら、早く食べて!シャワーしないとおかりん来ちゃうよ!」
「うん」
と言ってもご飯はゆっくり食べる。
それから準備は急いでする。
「七桜、服置いとくねぇ」
「ありがと!」
今日も俺の服着て仕事に行くのかぁ...
俺のだぞって言ってる感じしていいな。
好きな物とか一緒だと共有できるからいいよね。
俺も七桜の服全然着られるし。
今度貸してもらおっと。
シャワーから出てきて、準備してるとピンポンがなった。
「おかりん来たよ」
「もう、行けるから大丈夫」
2人で家を出て、おかりんの元に向かう。