第37章 冠番組
荷物になるから、おかりんに預けてそのまま買い物に行くことにした。
撮影してたから、髪もいつもと違うし、バレにくいだろう。
「くれぐれも気を付けてください!」
「わかったって」
「お疲れ様です」
「おかりんもお疲れ-」
行こっかと言って、目的の場所まで行く。
まだ少し明るいから、手は繋がない。
もちろん店の中でも繋がないって2人でそう決めた。
「あぁ、あった!これこれ」
「可愛いのあるじゃん!色はこっちがいいかな。百は決まってるの?」
「うーん、これか、これかなぁ・・・もう1つ開けようかな。そしたら、これ外さなくていいし」
「開けてもいいんじゃない?1つくらい増えても大丈夫だよ」
「七桜はいっぱい開いてるもんね・・・俺、これにしようかな」
「いいんじゃない?似合ってるよ」
「七桜はねぇ、これは?こっちの軟骨に着けたら?こっちでも可愛いけど、ユキとかぶるからさ」
「そうだね。こっちにしよ!あと、新しいのなんかないかなぁ・・・」
店内を見て回り、百の目の色と同じ色したピアスがあった。しかも結構デザインもいい。これも買おっと。
会計に行くと、百が全部払ってくれた。
後からお金払おうとすると、俺彼氏でしょ?俺が買ってあげたかったからいいの!って言われてしまった。
自分のやつだから払うって言って聞かないうちに、じゃあ、ご飯作って?それでチャラでいい。と百が言う。
渋々、それで手を打った。
スーパーに寄り、買い物する。
百が食べたいやつを作ってあげることにした。
ハンバーグだって。
あと、スープ、サラダの材料か。百はももりん買ってるし。
買い物も終わり、百の家に向かう。
冷蔵庫を開けると、ももりんと少しの食料だけ...
普段ちゃんと食べてるのかな...
「百、出来るまで時間かかるから何かしてていいよ」
「えぇ、俺も手伝う」
「余計、時間かかるよ。出来たら運ぶの手伝って」
「むぅ、どうせ俺は料理出来ないよ・・・」
「今度時間あるときに一緒に作ろう」
パッと明るい顔をしてうん!と言った。
「じゃあ、俺、洗濯しちゃいたいから、お風呂先入っちゃうね」
「わかった。ゆっくりしておいで」
その間に急いで作る。
いつもタンパク質多めにとれるようにご飯を作ってる。
楽器演奏も結構な運動量だし、爪にも髪にもいい。