第36章 1人暮らし
「七桜、好きだよ。ずっと一緒にいて」
「うちも百が好き。ずっと一緒にいたい」
顔を離して七桜の涙を指で拭った後、自分も拭う。
「へへ、嬉しい。俺幸せぇー」
そう言ってまた抱きついてみたら、七桜も抱き返してくれた。
さっきのような緊張感はもうない。
「七桜ー」
胸の辺りに顔をグリグリして甘える。
「幸せだぁー!もう1回チューしよ!チュー」
また顔を近づけて、チュッと軽くキスをした。
「よし!もう遅いし送ってくよ」
チラッと時計を見たら結構遅かったから送って行かなきゃ。
七桜も引っ越し終わってたら泊まってって言えるけど、まだ叔父さんのとこにいるからちゃんと帰さなきゃね。
ちゃんと変装して、手を繋いで歩いて帰る。
「俺、もうちょっとお金稼げるようになったら車買う!そしたら、ドライブデートしよ!遠出もしたいし、いっぱい出掛けようね!」
「うん!」
家の前に着いて、名残惜しいけどまた明日ねと言って別れた。
俺ちゃんと抑えられて良かった...嫌われたくないし。
思い出したら勃ってきたかも...ヤバいヤバい!急いで家に帰ろう。
気分を変えようとお風呂に入ることにした。
お風呂を広くしたのは、七桜と一緒に入りたかったから。
一緒に入って、ラブラブしたいからなんだ。
さっき当った胸の感触、キスしながら漏れて聞こえる声...
七桜の舌の熱...七桜、キス上手かったな...
はぁ...もっと触りたい、舐めたい、可愛い声聞きたい、挿れたい、突きたい、イカせたい...
「はぁっ、あっ、七桜・・・七桜・・・」
気が付いたら自分で触って扱いてた。
右手を激しく動かしながら、キスしながら七桜の中に挿れてるのを想像する。
「くっ、イクっ・・・」
ドロッとした大量の俺のが床に流れた。
ひゃー!七桜で抜いちゃった...
俺も男だし好きな人で抜くのは普通だよね。
今日そんな雰囲気だったし...
俺にもこんな感情あったんだな。
そうでもないって学生の頃は思ってたけど。
早くしたいけど、ちゃんと待ってあげなきゃ。
お風呂を出て、独特の気怠さに俺はそのままベットに倒れ込み眠った。
次の日、少し気まずさもあったけど...ちゃんと普通に接したと思う。