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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第36章 1人暮らし



ギターはRe:valeのサビの部分だけを弾いて見せた。
女の子がここまで弾けると格好いいと言ってもらったし、ギャップもあっていいねと好評だった。

「今日はお知らせもあって来てくれたんだよね?」

「はい。実は今回、東京ガールコレクションに出演させて頂くことになりました。ランウェイを歩くのは初めてなので緊張もしますが、ライブ同様楽しんでやろうと思っています。是非、見に来てください」

「というわけで、今日のゲストはRe:valeの七桜さんでした」

こうして楽しい収録は終わった。楽屋に戻ると、百がいた。

「お疲れさまー!」

「百、いつからいたの?」

「さっきだよ。七桜、今日はもう終わりでしょ?だから一緒に買い物行こうかなと思って。ほら、最近できた家具屋行きたいの」

「あぁ、いいね。うちも揃えないといけない物あるし」

そう話してると、おかりんに変装はしっかりしていけとしつこく言われた...
帰る前に共演者の人たちにお礼の挨拶して回ると、また遊びに来てと、今度はRe:valeみんなで来てねと言ってもらえた。
こうして、いい言葉をかけてもらえるようになって個人としてもRe:valeとしても名前が売れてきてる証拠なんだなと思えた。

「お待たせ」

「お帰り。おかりんが店の近くまで送ってくれるって」

車に乗り、お店付近まで送ってもらう。

「くれぐれも、気を付けてくださいね!帰るときも気を付けてくださいよ!」

「わかってるって。おかりん、ありがと」

心配そうな顔をしながら、おかりんは帰って行った...

「行こ?」

百は自然に手を繋いでくるけど、正直照れくさいけど嬉しい...
店の中に入ると、百がカートを押してくれるから手が離されてホッとしたほうな残念なような。

「七桜は何買うの?」

「小物、食器とか。ベットもいいのあったら買いたいかな」

「俺も食器とか小物系。食器は七桜に選んでもらおうかと思って。自分だけだとそんな使わないと思うし・・・だから、七桜とユキが使いやすいのがいいかなって思ったんだけど・・・コップとかは自分で選ぼうと思ってるよ。ダメかな?」

そんな可愛い顔で見られても...
その辺、百は策士だと思うんだよね。

(まぁ、本人はそんなつもりはないんだろうけど・・・)


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