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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第35章 初全国ツアー



「はーい」

「俺、やったげる!」

百がそう言って乾かしてくれる。
うちは短い方だからすぐ乾くんだけどな...
千もやっと戻って来て、うちと同じ事をおかりんに言われてる。

「ユキもしょうがないなぁ。モモちゃんが乾かしてあげるよ」

嬉しそうに千の髪を乾かしてる百。
お父さんは帰る支度ができたら、飯行くぞと言って張り切ってる。
ツッコむのも面倒だから放置してるけど。

「なんでお父さんが仕切ってるの?」

悠斗が不思議に思ったのか代わりに聞いてくれたからいいか。
帰る支度も終わり、おかりんも一緒に打ち上げ的なご飯に行くことになった。
うちと百はお肉~といいながら一緒にメニューを見る。
野菜派の千はお母さんと一緒にメニュー見てるから、何かウケる。

少し飲んだおかりんが、今日のライブの出来具合を力説して褒め始めるし、だいぶ酔ったお父さんはよくわかんないこと言い始めるしで大変だ。
悠斗はうちと千と百みたいになりたい!なんて言ってる。
ちょいちょい、待て待て!そうなると、自然な流れでアイナナと一緒にとかならないよね?
三月と一織と仲良いし...それだけは勘弁してよ?

「このお肉美味しいー」

そう言って食べてると、百が食べたそうにこっちを見ている。

「食べる?」

「うん!俺のもあげるね!」

「こっちも美味しいね!」

千も頼んだのを美味しそうに食べてる。
明日はライブはないけど、撮影が入っててその後は今日のライブの映像を見て反省会。
次のライブをもっといい物にするために必要な事だ。


今日は3人一緒に音楽雑誌の撮影。
Re:vale3人で載って、昨日のライブの様子も一緒に載る予定だ。
インタビューと撮影が入ってる。
なんか、Re:valeで撮影とか久々な気がするな。

やっぱり2人が一緒だと心強いし、嬉しい。
ポージングをして2人で撮ったり、3人で撮ったりして撮影を終えた。

「昨日のライブ盛り上がり凄かったですね!今回のツアーで注目してほしいところはどこですか?」

「どこも注目して見てほしいけど・・・そうだな、今回七桜がライブ用にバラード調にアレンジした曲かな」

「あぁ!わかります!凄い良い曲でしたね。全然違って聞こえます」

「僕も初めて聞いた時はワクワクしたよ。作り甲斐もあったしね」

「百くんは注目してほしいところはどこですか?」


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