• テキストサイズ

未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第34章 バレンタインデー



「あぁ!千、このチョコ高いやつじゃない?いいの?ありがとう」

「どういたしたして。けど、七桜が作った方が美味しいだろうけどね」

千はもらったやつを開けて食べてたから、百は何をもらってたのか見てた。

俺も中を見て、顔が一気に熱くなった。
ハート型...ユキと同じだけど形が違う。
モモちゃん、キュンキュンして死んじゃうよ...
ユキにバレないように同じブラウニーから食べる。

「うまっ!!七桜、これめっちゃ美味しいよ!」

「ならよかった」

「七桜が作る物はどれも美味しいからね」

みんなに喜んでもらえてよかった。

お父さんに事務所に寄るように伝えてたから、バレンタインを悠斗の分も一緒に渡した。
悠斗も喜んでくれるだろう。

今日は全国ツアーの打ち合わせがあって関係者は事務所集合になってるから丁度いい。

Re:valeはありがたいことに新人でありながら専属のバックバンドがいる。
それは、遥人さんの知り合いでもあり昔からお世話になってる征司さんのお陰でもある。
征司さんを筆頭にベテランもいれば、期待の若手まで征司さんが選んだ人が集まってくれている。
それに混ざって七桜も演奏してるから凄いと思う。

ツアーのコンセプトを決めて、何を歌うかセットリストも決めないといけないし、それぞれがどの曲でどの楽器を演奏するか、グッズはどうするか決めることはたくさんある。
曲に関してはユキと七桜が衝突することも頻繁にある。

「2人とも、少し落ち着いて!深呼吸しよ!ヒッヒッフーはい!」

「ふふっ、モモそれ妊婦が出産するときにするやつ」

よかった、ユキに釣られて七桜も笑ってる。

「百、ちょっと笑わせないで・・・」

そう言いながら笑ってる。
やっぱり、笑ってる方がいいしそっちの方が可愛い。

「1回休憩しましょうか」

そう言いながら、おかりんが七桜が作ったお菓子に合うように紅茶を入れてきてくれた。
七桜はユキからもらったお菓子を食べながら、Re:valeの歌を鼻歌で歌いながら何か書いてる。

「それ、何書いてるの?」

「今回のツアーTシャツどんなのがいいかなって思って」

「んー、テーマからいうと・・・格好いい系?」

「やっぱり?おかりん、グッズのデザインはどこがやってくれるの?」


/ 571ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp