第31章 初ソロの活動
百と仲良くなりたいだけで、酒に睡眠薬入れてとか、エッチな薬入れてお持ち帰りに寝てるところ撮られたりしたらアウトでしょ?
逆もるよね、百に合コンセッティングだけお願いして、実はその合コンは薬やってましたとか、淫行パーティーだったとか。
その場に百がいなくても、百にも関係のあることになる。
私はありそうなことをどんどんと話していく。
「そ、そんなの大袈裟だよ。そんなことあるわけないって・・・」
「あるかどうかわからないでしょって話しをしてんの!酒飲むなとは言わないけどさ、ちゃんと自分の限界セーブして。飲んでる振りくらいできるでしょ?酒豪にでもなるつもり?そんなに飲んでたら酒焼けしてガラガラ声になるんだからね!」
「そこまで言わなくたっていいだろ!俺は、ユキと七桜のためにって思って。俺にできることしてるだけだよ!心配かけるのは悪いと思ってるけど、俺だって役に立ちたいんだよ!」
「そんな風に守られても、うちもユキも全然嬉しくないの。百の犠牲で成り立ってる人間関係なんて、絶対あてにしないから!百は人を疑うってこと知らないよね?誰しもがいい人じゃないの。わかんないの?」
「別に、心配かけたかったわけじゃないんだ。俺にできることしようと思っただけで・・・」
「それはわかってるよ。千は寂しかったんだよ。心配もしてるけどね。ちゃんと帰って話す時間作ってあげなよ。今は一緒に住んでるんだから」
「うん・・・七桜ともちゃんと話したい。だからまた遊びに来て?」
「百が前みたいにちゃんと帰るようになったら遊びに行ってあげる。行ったとしても、酔っ払った百が帰ってくる前に帰るし」
「七桜・・・」
(うぅぅ・・・七桜が容赦なく冷たい・・・なんか、喧嘩っぽい感じになっちゃったなぁ・・・)
言われたことに納得できたわけじゃない。
俺が今してることは無駄ってことなのかって思っちゃう。
それに、そんなに心配すること?
確かに、合コンのセッティングもしたことあるし、呼ばれたこともある...記憶が無くなるまで飲まされたことも...
でも、俺が今築いている関係は、俺もしてあげたから今度はそっちがお願いねのギブアンドテイクな関係だ。
結構あっさりしてて、俺はいいと思うんだけどな...
「あと、その中に月雲 了がいるなら注意して」
了さん?