第31章 初ソロの活動
知り合いの知り合いとか、色んな人を紹介してもらってるらしい。
「確かにこの世界、繋がりも必要だと思うよ。今だって色んな人に助けてもらってるしね。でもさ、限度ってもんがあるでしょ?百はどこまでの人と繋がり作れば安心できるの?芸能界の関係者全員と知り合いになったら?そこまでして、百は何がしたいの?」
「全員なんて思ってない。そんなの無理だし・・・でも、少ないよりは多い方がいいと思ってる。いざって時に助けてくれる人は多い方がいいでしょ?」
「多い方がって・・・」
(質より量派ってか・・・)
「俺はただ守りたいんだよ。2人を・・・ユキと七桜とRe:valeを守りたい。それの何がいけないの?」
「守る事が悪いって言ってるんじゃないの。その飲み会で知り合った人の中で本当に守ってくれる人は何人いるだろうね?百は頑張ってるかもしれないけど、おかりんだっているし、事務所が動いて守ってくれる。それに、次の日仕事早いのに遅くまで飲み過ぎ。朝、普通に酒臭いから。どんだけ飲んでるわけ・・・」
(ちょっと、キツく言い過ぎたかな・・・この際だから言ってやる!)
「飲み過ぎて記憶なくしたらどうすんの?たいして仲良いわけでもないのに、その人達がみんないい人とは限らないんだよ?何かあったらどうするの?飲みの場なんて、人数いれば何が起ってるか把握しれられないでしょ?写真でも撮られたらどうするの?」
「そこは、俺も気を付けてるよ・・・」
「知り合いの知り合いなんて、他人と一緒でしょ?自分で把握出来ないくらいの人と繋がりを持つって事は、不特定多数の人と関わることになる。それには、それなりのリスクがあるのわかるよね?芸能界なんて、しょせんそういう場所なの。百がいいように使われてさよならの場合もあるのわかるでしょ?」
七桜に言われて、悔しいけど返す言葉がなかった。
追い打ちをかけるように七桜は話しを続ける。
「スキャンダルは売れば儲かるし、危ないのは百も知ってるでしょ?ある1人の芸能界人生、書き方次第で追放することもできちゃうの。いつもの熱愛報道とはワケが違うんだよ」
百と仲良くなりたくて合コンしたいから、お願い誰かセッティングしてってやることになった合コン。
百の他にその仲良くなりたい女の子と仲良い男が女と手を組んでたりとか。