• テキストサイズ

未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第31章 初ソロの活動



「了さんのこと、知ってるの?」

「てか、もうあいつと知り合ってんのか・・・」

「知り合いって言うか、1、2回会った事あるくらいだよ」

「話したの?」

「そんな話したって感じではないかな・・・」

何?この拷問にかけられてるような感じ...
七桜は明らかに機嫌悪くなってる...口調が怒ってるし...

「ねぇ、あいつとは絶対関わんないで!いい?」

「変わってたけど、いい人だったよ?」

「百は誰でもいい人だって言うでしょ?そんなの当てになんないの。悪い人はいるの!あいつだけは絶対ダメだから!わかった?」

「会ったことないのに、そんなこと言ったらダメだよ」

「関わんなって言ってんの!何で言うこと聞いてくれないの?」

「知りもしないのに、そんなの聞けないよ。だから、警戒はするじゃダメ?心配はかけないから」

七桜はただため息を吐いて黙ってしまった...
どうしたらいいんだろう...

「なるべく関わらないようにする。それで会っちゃったときはちゃんと警戒する。まだよく知らない人を決めつけて見るのはちょっと気が引けるからさ・・・」

「別にいいんじゃない。もう好きなようにしなよ。とにかく早く帰って千と話してね」

そう言うと、七桜はどこかへ行ってしまった...
呼んでも振り返ってもくれない...

(俺、嫌われちゃったかな・・・心配してくれたのに・・・どうしよう・・・)

とにかく、今日は帰って千と話さなきゃ!

「七桜さん、まだ残ってたんですか?百くんも帰りましたよ?」

「うん・・・帰るよ。百はちゃんと家に帰った?」

「おそらく、千くん待ってるって言ってましたから。何かありましたか?」

悩んでおかりんには話すことにした。
おかりんも、百のやり方は他にやってる人もいるけど危険が伴うやり方だと言っていた。
繋がりなんて、事務所やマネージャーに任せればいいものを。
デビューしたばかりなんですからと言ってくれた。

「七桜さんは気にしないでください。僕からも注意してみますので」

「ありがとう、おかりん」

その日、百が早く帰って来たと千からラビチャをもらった。
でも、百が落ち込んでたとも書いてあった。
たぶん、私が怒ってたから喧嘩したって思ってるんだろう。
実際、怒ってたから間違いじゃないけど。



/ 571ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp