第31章 初ソロの活動
食べ終わって片付けをすると、七桜が先に出ると言う。
1回帰ってから撮影に向かうらしい。
俺たちも仕事があるから準備して、それぞれ現場に向かった。
その日、千が志津雄さんにお小遣いあげるから洗車してくれないかと頼まれたらしい。
(あぁ、大和とのあれね・・・百はあんまよく思ってなかったと思ったけど・・・今はどうなんだろう。千は百のために行くようなもんだからな・・・)
今回は私、ノータッチで関わりなさそうだから安心。
これ以上主要人物と関わるのはごめんだ...もうお腹いっぱい。
後日、おかりんに集合をかけられて事務所に集まる。
新曲のデモの仕上げもしたかったからナイスタイミング!
「3人ともお揃いですか?」
「集合かけてどうしたの?」
「実は、Re:valeのお仕事を頂きました!」
「「「おぉー!」」」
「どんな仕事?」
「それは・・・七桜さんと百くんがモデルを務めているブランドなんですが、ブランドを新規展開することが決まりまして、そのモデルを是非Re:valeにお願いしたいと言って頂きました!」
「マジ・・・?」
「七桜が言ったこと本当になったね!」
そうだね...まさか、本当にそうなるとは...
「嬉しいね!3人一緒に撮影できるね!」
「これから忙しくなりますよ!頑張りましょう!僕も、もっとRe:valeを広めて仕事取ってきますから!」
おかりんはやる気満々で、頼もしいマネージャーだよ本当。
その後は、スタジオに移動して新曲のデモを作る。
七桜のアレンジを通しで演奏して聴いてみる。
ユキと俺は歌詞の作成に入る。
歌詞は曲のテーマに合わせて、3人それぞれが書いてきた物から言葉やフレーズを選び歌詞にしている。
言葉遊びみたいで、結構好きな作業でもある。
七桜は征司さんとそのお仲間と一緒に曲の仕上げ。
今となっては征司さんはRe:valeにとって欠かせない存在だ。
本当に良くしてもらっている。
「1回通しでやるから聴いてて」
今回の新曲の一応完成形を弾いてくれる。
七桜がドラム叩く姿はいつ見ても格好いい!
格好いいんだけど、可愛いんだよね。
ユキも納得したような感じで聴いてる。
「どう?変更したいとこあった?」
「めちゃくちゃ格好いい!」
「僕もいいと思う」