第28章 活動状況
今日はお父さんが仕事休みの日だから、しばらく実家にいることになるから他に必要な物を取りに午前中から叔父さんの家へ。
「七桜ちゃん、怪我の方はどうだい?」
「あぁ、うん。前よりは良くなってると思う・・・まだ動かすと痛いけど」
「そうか。無理はいけないよ?今は大事な時期だから焦らずにしっかり治すんだよ?」
「うん。叔父さん・・・あのね、今はリハビリもレッスンもあるから家に帰ってるけど、ちゃんと治ったらまたここに住んでもいい?」
「当たり前じゃないか。リハビリ次第で治りも違ってくるだろうからね。しばらくは大変だし幸奈さんが傍にいた方が安心だろうし」
「そうかも。進学もしないから、1人暮らしできるようになるまで住んでもいい?都合良すぎかな・・・」
「何言ってるんだい。うちはいつまで居てくれていいんだよ?」
「叔父さん、ありがとう・・・」
話した後、服や学校で使う荷物をまとめる。
また戻って来てもいいって言ってくれたから、必要な物だけを持って行くことにした。
「荷物運ぶぞ?」
「うん!」
お父さんが車へ運び積み、車に乗る。
「紡、また遊びに来るね」
叔父さんと紡に挨拶をしてから家に帰る。
家に着くと、千と百がもう来ていて、お母さんと衣装のデザインを勝手に見られていた...
「ねぇ、勝手に見ないでよ」
「どうせ見るんだし、いつ見ても一緒でしょ?」
「七桜さん、凄いですね!早く着てみたいです!」
千も早く着たいと話し、お母さんが昔アパレル関係の仕事してたの知らなかったとか、ここの家の人って何者なんだと言った。
「本当ですね!遥人さんも友達と知り合いに凄い人多いですもんね!」
「あの人は・・・何かしらね。私にも分からないわ・・・」
「おいっ!何でわかんないんだよ!」
お父さんは思わずお母さんにツッコミ入れてる...
「いや、たぶんみんな不思議に思ってると思うよ」
「そこは俺の人柄だろ?」
そんなドヤ顔されてとて...
「そんなことより、七桜の衣装のデザインは?」
千にそんなことよりと言われ、話しをスルーされたお父さんはいじけて部屋に戻ってしまった。
「お父さんいじけちゃったわね」
「いいよ。話長いし、うるさいし」
「ねぇ、衣装のデザイン」
千にしつこく言われて、渋々見せることに...