第28章 活動状況
「モモくんを、僕たちを信じてもらえませんか?」
「辛そうな顔してる百瀬くんは見たくありません。百瀬くんは家族が大好きなんです。どうか、お願いします・・・」
「お願いします・・・」
2人でお願いしますと頭を下げる。
「ユキさん、七桜さんも頭上げてください。Re:valeに頭下げられるなんて、自分何様って感じだし・・・」
「百のこと大事に思ってくれてるんですね。ありがとうございます。瑠璃も、もういいだろ。それに、Re:vale好きなんだろ?そこに百が入れるなら、凄い事じゃないか」
お父さんが言ってくれた言葉に、千と顔を合せ期待する。
これは、好感触なのでは?
「ユキくん、七桜さん。百のこと宜しくお願いしますね。きっと、足を引っ張ることの方が多いと思いますけど・・・」
「いいえ、そんなことありません。僕に大切な事を教えてくれましたし、助けられてばかりですから」
「大丈夫ですよ。できないことは3人で協力してやっていきますから。ね、千?」
「七桜が色々できるので、僕も少しずつ人並みにある程度できるようになろうと思ってるので。助け合いながらやっていきます」
それから、今してることやこれからのことを両親と瑠璃さんにも教えてあげた。
百は気まずくて話してないだろうし、家族も反対してても何してるのか気になってたはず。
「今日は来てくれてありがとうございました」
3人にそう言ってもらえて、来てよかったと思う。
もちろん、今日の事は百には内緒にしてもらった。
「これで、百も安心して活動できるかな」
「家族に宜しくお願いされたんだ。モモくんも安心してくれるよ」
「やっぱり、家族には応援してもらいたいもんね」
「そうだね。モモくんの家族も七桜の家族みたいに仲が良いみたいだしね。反対されてたから辛かっただろうな」
千は伝えたいことは全部ではないけど、伝えられたと話せてよかったと言った。
私も同じく、今日来てよかったと思った。
帰り道、衣装の話しを少ししたら...案の定前のだとダメだと言ってきた。
そう来ると思ってたから、新しく考えましたよと伝えた。
「今度見てもいい?モモくんも一緒に」
「まだ出来てないよ?」
そう言うと、それでもいいと、どんな感じなのか見たいと。
そう話しながら家まで送ってもらった。