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月の虜

第9章 ただ、君をー鶴丸国永ー (裏)


「…すまない、もう抑えられそうもないんだ。」

『でも、まだ明るいっ…。』

口づけての言い訳を塞ぐ。
そんなの、を抱かない理由としてはありえない。
むしろ、全てを見せて欲しい。
そして、全てに“俺のものだ”と印をつけて欲を満たしたいんだ。

…こうして組み伏せているだけでも、かなりゾクゾクする。

「な…?いいだろ?」

口づけの合間に問うと、が俺の首に腕をまわしてきた。

…堕ちたな。
さあ、始めようか。

額やまぶた・頬に口づけを繰り返し、軽い戯れを楽しむ。

『くすぐったい…。』

頬を染めて微笑みながら、身を捩る。

「。」

『なに…んっ。』

舌を絡め、深く口づけて。
の服を少しずつ脱がし、肌をさらす。

「…綺麗だ。」

『///国永にそう言ってもらえると、嬉しい。』

また、可愛いことを…

湧き上がる愛しさは、止まることを知らず。
もっと、を欲する。

『んんっ…はっ…あぁっ…。』

首筋に舌を這わせ、吸い上げて欲を満たそうとしたが…
荒くなる呼吸の中に甘い声が混じったのを聞いたら、さらに大きく膨らむ欲望。

もう、加減も我慢も出来そうにないな。

それからは、欲望のままに。
柔らかな乳房に触れ、俺の手の中で形を変えたり。
頂を指先で摘んで、口に含み舌先で転がして。
時々、歯を立てたり吸い跡を残したりしながらを追い詰める。

『はぁ…はっ…んんっ!!』

控えめな声が、だんだんと抑えきれない甘さを増して来た。
肌に指や舌を滑らせ、内腿を撫で上げて舌でなぞり、吸い跡をきつめに残す。

『ぁ…国永……。』

「んー?」

足の付け根に触れると、くちゅ…と濡れた音が。
良かった…ちゃんと、俺を感じていてくれている。
指先で蜜が溢れる所を撫でて蜜をたっぷりと絡めて、上にある小さな芯に触れる。

『んあっ!』

ビクッと腰を浮かせる。
さらに蜜を絡めて、指をナカに挿れて親指で芯を刺激する。

『はっ…あぁっ!…んっ!!』

ここがの良い所か。
そこを執拗に攻めると、水音が激しくなりの身体に力が入る。

『あっ…んぁっ!国永…っあぁぁっ!!』

プシュッと、透明な液が吹き出した。



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