第8章 艶酔ー三日月宗近ー (裏)
三日月「主、入るぞ。」
『……だめ。』
三日月「すまぬ、それは聞けない。」
を無視し部屋に入ると、苦しそうに身体を丸めていた。
三日月「辛いよな…。」
『……。』
無言で頷く。
それ程に辛いと言うことか。
良く耐えていたものだ…
そのいじらしい姿に、胸が締め付けられる。
三日月「…楽にしてやる。」
『Σ駄目!そんな事、させられない…。』
三日月「何故だ?」
『…好きでもない人と…したくないでしょ?』
三日月「主は俺が嫌いか?」
『違う…宗近が、だよ。』
こんな時でも相手の事を思いやるのか…
なんと、いじらしい。
三日月「俺は主を好いている。
もちろん、女としてだ。」
『宗近…。』
三日月「主が好いた者が良いなら呼んでくるぞ?
この本丸の者ならば皆、主を好いておる。」
認めたくはないが、な。
それに、他の男がに触れるなど耐えられぬが…
が幸せならば、それでいい。
『…宗近。』
三日月「ん?」
『宗近だよ、好きなのは…
宗近にしか、触れられたくない。
宗近になら…媚薬に酔った姿を見せられる…。』
三日月「…。」
『宗近…今…。』
三日月「…ずっと、名前で呼びたかった。いいか?」
『ん…。』
頬に触れ、そっと撫でる。
『あっ…。』
それだけで、身体を振るわせる。
三日月「すまない。
今、楽にしてやるからな。」
『んんっ…。』
口づけしながら、抱き締める。
あぁ…
あんなにも焦がれたが今、俺の腕の中に居て。
俺を求めている。
ゆっくりと愛でたいが…
三日月「一度、気をやるか。」
『ん…っぁあ!』
少し楽になってからでないと、がかわいそうだ。
の秘部に触れる。
もうすでに、滴る程に潤っていた。
『やっ…あんっ…。』
三日月「…。」
指を二本入れ、良い所を探す。
中のふっくらとした所に触れると…
『Σんあぁっ!!』
ビクンッ!と体を痙攣させ、脱力した。
三日月「少しは楽になったか?」
『んっ…まだ…お願い…宗近のを…早く……。』
ゾクッ…と背筋に電流のようなものか走り、下腹部に熱が籠る。
三日月「…わかった。」
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