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言の葉の裏【鬼滅の刃】冨岡義勇

第11章 那田蜘蛛山


那田蜘蛛山、ねえ……

夜の道を走りながら、琴音は至極嫌そうな顔をした。

………絶対に蜘蛛出るじゃん…。もうさ、名前に入っちゃってるもん。確実過ぎるよ。嫌だなぁ……


任務終わりで緊急指令が入った琴音。那田蜘蛛山で負傷者多数とのことでの救援要請だ。
義勇としのぶも一足先に山に入ったという報も受けていたので戦力的な心配はしていないが、事の大きさからして十二鬼月だと予想する。

手持ちの解毒薬と虫毒への対処法を思い描きながら、とにかく現場へと向かう。
が、やはりその顔には陰りがみえる。


そう。
彼女は蜘蛛が大嫌いであった。


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