• テキストサイズ

言の葉の裏【鬼滅の刃】冨岡義勇

第1章 同期


漏れ聞こえる二人の話し声に耳を澄ませながら、挨拶すべきかな…と布団の中で悩んでいると、足音が部屋へと近付いてきた。

「夜月、起きてるか?入っていいか?」

竹内の声がした。

「どうぞ」

琴音がそう答えると、松葉杖をついた竹内と、やたら顔のいい少年が現れた。二人は彼女の布団の側に座り、琴音も身体を起こす。

「夜月、こいつが、」
「冨岡さんですよね」
「え?会ったことあった?」
「ないけど」

無表情で琴音の前に座る義勇。

その姿は彫刻のように美しい。男子であるのに、自分なんかよりよほど美しいのではないかと思ってしまう。


ここに、琴音と義勇が初めて出会った。


―――――二人の運命が回り始める……


/ 419ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp