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言の葉の裏【鬼滅の刃】冨岡義勇

第30章 好きと苦手


⚠性交渉を匂わせる描写があります。
裏扱いとはしませんが、苦手な方はご注意ください!

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その後は琴音は製薬、義勇は鍛錬とそれぞれ時間を使い、同じ布団に入った。
義勇は琴音の体調を考慮して自分の布団も隣に用意したが、やはりくっつきたくて琴音の布団に潜り込んだ。

食後から眠そうにしていた琴音は、もう殆ど寝ている。

「あったかい…ねぇ……」
「お前が冷えてるんだ」
「ふふふ」

季節はもう冬へと差し掛かっている。ここ数日の一人寝に、毎夜寒さを感じていた。でも今日は違う。確かな温もりを感じて、お互い笑みがこぼれた。
貧血の琴音の手足は冷たく、甘えるように義勇に寄り添ってきた。義勇は自分の体温で温めてやる。

「腹、痛いか」
「ちょっとね」
「そうか」

義勇は腰のあたりを優しく擦ってやる。
琴音の生理痛が少し軽くなっていった。

「ありがと」
「ああ」
「おやすみなさい」
「おやすみ」

義勇は琴音に口付けをする。
琴音も目を閉じたまま嬉しそうに微笑み、すぐに寝付いた。

ここ数日の睡眠不足で、義勇も程なく眠りにつく。

結局義勇の布団は使われることはなく、二人はくっつき合って幸せの中で眠った。



翌日からも忙しい日々が続いた。
琴音は蝶屋敷や煉獄家に出かけることが多かったが、たとえ遅くなっても必ず義勇の家に帰ってきた。
時間のあるときは千代と一緒にご飯を作ってくれる。

決戦前でなかなか気は休まらないが、それでも二人の時間を作って大切に過ごした。


生理が終わると義勇は琴音を抱き、琴音も拒むことなく応えた。
義勇は琴音の身体を気遣い、無理をさせないように優しく抱く。肌を合わせて、その心地よさに包まれて甘い時間を過ごした。

しっかりと手を握り合って眠り、互いの絆を深めていった。

危険日になるまでの間、義勇は毎晩琴音を抱いた。すました顔をしてなかなかに性欲の強い義勇。
情交に慣れてはきたものの、毎晩求められるので少々しんどいなと思う琴音。
それでも愛しい人に愛されることはとても嬉しく、義勇の求めを受け入れていった。


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