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言の葉の裏【鬼滅の刃】冨岡義勇

第17章 同じ時を※


琴音から滴っている愛液を先端にまとわせて、義勇はぐっと腰を進める。お互い苦しいが、息を吐きながらゆっくりと進む。

「……っ!ぎっ…、はぁ…、はぁ……ふぅ…っ」
「琴音っ、……大丈夫か」
「ん、だい、じょ…ぶ。止めな…で…」
「頑張れっ……」

まだまだ半分だ。先は長い。
琴音は引き裂かれるような痛みに辛そうな顔をするが、痛いとは決して言わない。そんな健気な少女に、義勇は思わず涙が出そうになった。

「琴音、愛してる」

胸が一杯になると、不意に己の口から愛の言葉が出て自分でも驚いた。琴音も苦痛の中で、嬉しそうに笑顔を見せた。


二人の荒い息づかいが交錯する中、義勇は腰を進めていく。琴音が逃げようとしても、がっちり掴んで離さない。ズブ、ズブと、奥へ侵入する。
彼女からの締め付けが、義勇の中で痛みから快感へ変わってきた。膣壁がうごめきながら義勇を絞り上げようと攻撃をしてくる。

「……っ、…ぁ」

義勇が小さく声を上げた。
まずい、出そうだと思う。彼にも、もはや余裕なんてものはない。



義勇は男根を全て入れ終わると大きく息を吐き、射精感を抑える為に動きを止めた。琴音は痛すぎるのか、もう何も言わずに涙だけを溢している。

義勇は琴音に覆いかぶさって顔を寄せ、頬に伝う涙を指で拭った。汗で張り付いた彼女の髪を払ってやる。

「琴音、全部入った」
「はぁ…、はぁ……、」
「よく頑張ったな」

琴音はこくりと頷く。

「すぐ終わらせる。あと少し頑張れ」

琴音はこくこくと頷く。
彼女から、早く終わってくれというのが伝わってきて、義勇は苦笑いを浮かべる。

……本当はもっと繋がっていたいが

そう思うけれど、これ以上彼女を苦しめるのも辛い。
義勇は激しくし過ぎないように律動をし始めた。狭い琴音の腟内を、射精間近の大きい義勇が往復する。

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