第17章 同じ時を※
義勇は琴音の胸に吸い付き、ぷっくりと膨らんだ桃色の先端を舌で転がしたり甘噛みをして攻める。
「んんっ!あ…んっ、やぁ……」
「………気持ちいいか」
「わかんなっ……んっ!はぁ、冨岡っ…」
「冨岡じゃない」
「ぎ、ゆう……」
「そうだ」
琴音は今まで感じたことのない快感に、頭がおかしくなりそうだった。まだまぐわいの序盤だということはわかっているのに、既にこれではこの先死んでしまうのではないかと思う。
「んっ、……はぁ、……はぁ、ふふふっ」
「どうした」
「いや……死んでもいっか、ってね」
ぼんやりしながら笑顔を見せて、琴音はそんなことを言った。
「死んでもらっては困る」
「はぁ、はぁ、大丈夫。ありがとね、義勇さん」
義勇にはなんのことだかわからないが、琴音が笑っているのでよしとした。彼女に覆いかぶさっていた身体を横にずらして口付けをし、胸に置いていた手をゆっくり下腹部へと下ろしていく。
「っ!!」
「落ち着け、力を抜け」
義勇は琴音の口を塞ぎながら秘所へ指を持っていく。割れ目をそっとなぞるとそこはぬるりと濡れていた。
琴音が怖がっている様子がわかったので、左手で頭を撫でながら口付けを続行する。右手の指を入口付近でチュクチュクと動かして愛液を絡め、陰核を指の腹で擦りあげた。
「んっ!!!んんっ!!」
今までとは比べ物にならないほどの快感が琴音の中を巡る。立てていた足を反射的に強く閉じた。足に手を挟み込まれるも、義勇は陰核への刺激を止めない。リズムよく、優しく指で擦り続けていく。
義勇が唇を離すと、琴音の口から喘ぎ声が出てきた。懸命に声を抑えようとしているようだが、止めることができず、両手を口の前に組んで耐えようとしている。
「ん、あっ…、ふぁっ!……んぁ、やあ……」
その姿はどこまでも官能的で、義勇をひたすらに煽る。快楽の渦に飲み込まれていく琴音。力が抜けてきたのか足も開いてきて、陰核への刺激もしやすくなってきた。